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【プロ野球】星野監督ドロー発進 宿敵Gを前に闘争本能に火2011年2月21日 紙面から
仏の仙さんが一瞬にして闘将に変わった。楽天・星野監督にとって、日本球界で8季ぶりとなる対外試合。相手は、現役時代から強くライバル視していた巨人。持ち前の闘争本能に火が付いた。 久米島では柔和な顔も多かったが、やはり宿敵を前にするとスイッチが入る。試合中はベンチ前の柵にひじを預けながら、グラウンドに向けて絶えずにらみを利かせた。 復帰戦はドロー。「私はいつも負けから始まる。でも、今日は引き分けたわけですから多少の進歩。巨人に胸を借りるつもりでいったのでね。でも、勝たなきゃいかんな」。試合後も笑顔が出たのはこの瞬間だけ。中日、阪神時代を含めて対外試合初戦は過去2勝4敗と分が悪いものの、試合前も「この戦力でずっと戦う。勝つ意識を持って臨もう」と決起した。それだけに、巨人よりも多い5安打を放ちながら、得点は相手の失策が絡んだ3回の1点のみという内容に、内心ははらわたが煮えくり返っていたに違いない。 ただ、チームにはびこってきた弱点を把握できたのは収穫だった。特に打線は4回以降に4度の勝ち越し機をつくりながら無得点。9回も1死満塁の好機を生かせず、「昨年、一昨年とチャンスに1本が出ないとよく聞いていた。なるほどな、と。相手投手の術中にはまっとる。読みとイメージを訓練せんとな」。今後は実戦を想定したイメージトレーニングを練習に盛り込む意向を示した。 「奇麗な点の取り方はしなくてもいい。イーグルスはしつこいぞ、いやらしいぞという野球をしないといかんと反省している」と指揮官。これから続く実戦で、闘将のリーダーシップを発揮し、弱小球団のレッテルを張られ続けた楽天を闘う集団に変える。 (鶴田真也) PR情報
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