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【芸能・社会】パンダ2頭上野動物園に到着 3月中にも一般公開2011年2月22日 00時21分
ジャイアントパンダのつがい2頭が21日、中国から来日し、同日深夜、東京・上野動物園に到着した。同園でのパンダ飼育は2008年4月に「リンリン」が死んで以来、約2年10カ月ぶり。 環境に慣れさせた後、3月下旬にも一般公開される見込み。中国政府は2頭を「友好の使者」と位置付けており、漁船衝突事件などで悪化した日本国内の対中感情の改善に期待している。 2頭の中国名は、雄が「比力(ビーリー)」、雌が「仙女(シィエンニュ)」。比力は大食いで木登りなど遊びが大好き、仙女は活動的で人懐っこい性格という。ともに人間でいうと「20歳」(中国側専門家)に当たる5歳で、来年あたりから出産に適した年齢になるため、2世誕生に期待が高まりそうだ。 2頭は20日に中国四川省雅安の保護施設を出発。同省成都から上海を経由し、21日夜、全日空のパンダ模様の特別塗装機で成田空港に到着した。トラックへの積み替えの際、2頭は落ち着かない様子でおりの中を歩き回っていた。 2頭の来園に備え、上野動物園では約9千万円をかけてパンダ舎を改修した。東京都は公募していた2頭の日本名を一般公開に合わせて発表する予定。 日中間の協定によると、日本側が2頭を10年間借り受け、中国に野生動物保護への協力金名目で年間95万ドル(約7900万円)を支払う。 (共同)
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