(cache) 裁判員に拳銃「体感」要請 殺人未遂事件で検察側 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 裁判員に拳銃「体感」要請 殺人未遂事件で検察側

     大阪市の路上で男性を拳銃で撃ち大けがをさせたとして殺人未遂などの罪に問われた元暴力団組員梶原隆志被告(47)の裁判員裁判の初公判が21日、大阪地裁(中川博之裁判長)であり、検察側は故意性の立証のため、裁判員に同型の拳銃の引き金を実際に引いてもらうよう異例の要請をした。

     事件の主な争点は、梶原被告が意図的に拳銃を発射したかどうか。被告は同日、殺人未遂罪を否認し、弁護側は「拳銃で相手を殴った際に思わず力が入って発射された」と故意を否定した。

     公判で検察側は、事件で使われたのと同型の拳銃2丁を証拠として提出することを明らかにし、裁判員に対して「評議室で実際に引き金を引いて実感してほしい」と要請した。

     起訴状によると、梶原被告は2009年3月25日夜、大阪市西淀川区の路上で男性=当時(41)=に拳銃1発を発射、頭に命中させて重傷を負わせたなどとしている。

      【共同通信】