社会

上関原発で海の埋め立て再開
(山口県)
上関原発建設を進める中国電力は21日朝、作業台船を動かしおよそ1年3か月ぶりに海の埋め立て工事を再開した。中国電力は21日、上関原発建設予定地沖に9隻の作業台船を動かした。このうち、建設予定地の南側、放水口側では午前8時半ごろから岩石を海底に落とす基盤整備工事を始め、埋め立て工事を再開した。中国電力は、2009年10月に海の埋め立て工事に着手したが、計画に反対する人たちの抗議のためその翌月にストップしていて工事の再開はおよそ1年3か月ぶりのこと。中国電力は今後もできるところから順次作業を進めていきたいとしている。一方、建設予定地でも21日午前6時から中国電力の社員や作業員らおよそ400人が、町道から予定地の海岸に降りる道に柵を設置する作業を始めようとした。しかし、ここでも祝島の人など120人が抗議を続けていて、作業に取りかかれていない。上関原発計画はことし6月に計画浮上から30年目を迎える。
[ 2/21 20:02 山口放送]