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ナチュラルグループ本社、不渡りまでの軌跡(2)~ブラジル酵素スタート

2011年2月21日 08:00

<元凶はオーナーシップ制度>

 2003年にアニュー後援会を発足したNG本社は、店舗販売と会場販売をミックスさせた会員サービスを幅広く展開した。同社は2006年に後援会の会員を対象に「ブラジル酵素オーナーシップ」制度をスタートさせ、1口630万円(税込)という高額な酵素の保管受託システムで主に高齢者をターゲットに会員を募った。
 「1トン2,000万円相当の商品を格安の600万円で提供する」(同社)とし、年内の契約者に対しては消費税をサービスした。「アニュー日高農場」で酵素の熟成期間に当たる3年間は保管するとし、年率12%のアニューギフト券(商品券)を特典として会員に与えた。1年目は12%の年率で72万円を、2年目の特典はないものの、3年目に年率24%の特典を付けた。銀行預金の利率の低さと比較することで、同会員制度のメリットを強調した。特典としてはほかにも、アニューのブラジル農場への招待旅行もあったといわれている。満期を迎える3年後は、同社の製造元である受託企業(株)バイオックスが消費税を加えた630万円から保管費の18万9,000円を差し引いた611万1,000円で買い取ることになっていた。ブラジル酵素のオーナーにとってはいかにもおいしい話である。
 一方、特別講演などの催し物を開くことでオーナーシップ会員を募集するアニュー店の経営者には、1口(1トン)に対し税込みで60万円の手数料を支払った。10人で600万円、100人で6,000万円の手数料となる。手数料収入で1億円を超えた経営者もいたといわれている(別紙参照)。

ヴィンテージ酵素オーナーシップに関する覚書

※クリックで拡大します

(つづく)

【田代 宏】

[COMPANY INFORMATION]
(株)ナチュラルグループ本社
代 表:橋本 幸雄
所在地:東京都品川区東五反田1-11-9
設 立:1973年7月
資本金:4億9,460万円
年 商:(10/3)165億800万円

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