Q. 佃さん、皇太子殿下と愛子さまに謁見されたそうですね。
A. はい。8月1日、非常に暑い日でした。私が脚本を書いたミュージカル人形劇「ぼくは王さまシリーズ おしゃべりなたまごやき」にご来場下さいましてね。SPが三十人ほど、ヤクザの集団かと思っちゃいました。(笑)
Q. どんな様子だったんでしょう、やはり厳重な感じでしたか?
A. ニッセイ劇場の奥に貴賓室みたいな部屋がありました。劇場には打ち合わせで何度も行ってたんですが、そんな部屋が隠されているなんて知りませんでした。まぁ、かくしてるワケじゃないとは思いますがね。(笑)
長い廊下の両脇にヤク・・・SPの方々がズラリと並んで無表情で立ってました。その中を私と、演出の高橋君、人形劇団ひとみ座の三人で進んで行きますと広い部屋につきました。でもそこはガラ〜ンとしてて誰もいませんでした。
とまどっているとニッセイ劇場の人(だと思う)から「少々お待ち下さい」と言われて5分程待っていました。待ってるうちにだんだん緊張してきましてねぇ、「これが皇室の重圧か!」なんて思っていると「こちらへ・・・」と、こじんまりした部屋に通されました。
いきなり目に飛び込んで来たのは愛子さまと御学友の皆様、そしてそのお母様方・・・部屋に入った瞬間は皇太子殿下のお姿には気付きませんでした。
Q. え、それは小さくてですか?
A. 失礼なことを言うんじゃないよ、キミは!私がそれだけ緊張してたって話でしょうがっ!
まぁ、身長は確かに私より・・・しかし大変若く見えました。一瞬「アレ?俺の方が年上だっけ?」とか思いましたから。
テレビで拝見する通りの感じでしたが、やはり迫力と言うか鋭さというか・・・「ヤル男だな、いや、漢と書いてオトコだ」って印象でしたが・・・まぁ、これ以上はここでは言えませんがね。
Q. お話もされたと聞いていますが、どんなことを?
A. えっとぉ・・・内容については言えませんが・・・まぁ、脚本についての御質問です。演出の高橋君やひとみ座の人達にも御質問されていました。それがかなり的確な内容で「あぁ、勉強されてるんだなぁ」と感じましたね。
Q. 愛子さまの印象はどんな感じでしたか?
A. 少し他の御学友に比べて引っ込み思案なところも見受けられましたが、途中からライオンの真似をされるなどして楽しそうでしたね。
皇太子殿下もその時ばかりは一人の父親という感じでしたねぇ。色々とご苦労もあると思いますが・・・まぁ、それ以上のコメントは勘弁して下さい。
Q. 「言えません」とか「勘弁して」とか、コメントが歯切れ悪いですけど、本当に謁見されたんです?
A. さっきから失礼だなぁ、キミは。ウソ言ってどうすんの。だいたい夏のスーツだって新調したんだよ。どっかの酒の席ででも聞かれりゃお話しますけどね・・・。
Q. ありがとうございました。
A. どういたしまして。
QもAも佃でした!
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