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大相撲の八百長メール問題を受け、十両以上の力士で構成される力士会が、豪雪地帯の雪下ろしなどのボランティア活動を行う可能性が20日、出てきた。ベテランで周囲からの人望の厚い幕内・雅山(33)=藤島=が、力士会合同での社会奉仕活動をすべきと今後の会合で提案することを明言。ほかの関取もその考えに同調した。現役力士が自ら動き、失墜した信頼の回復に全力を尽くす。
角界の信頼回復に向け、関取衆が動き始めた。雅山が「今回のことで皆さんの楽しみを奪った。大変なご迷惑をかけたので、力士会としてボランティア活動をやるのがいいと思う。今度の会合で提案してみたい」と明言した。雅山は33歳のベテラン。周囲からの人望も厚く、力士会での発言力もある。そんな元大関が、自ら音頭をとってボランティア活動を行う考えを示した。
日本相撲協会は、力士に向け発表した「自粛・奨励17カ条の心得」で、社会奉仕活動を奨励している。これまで部屋単位での慰問などは行われているが、複数の関取が活動を行った例はほとんどない。関取が多数来れば、行事も盛り上がる。そこで力士会が活動に協力しようというわけだ。
ほかの力士たちも同調した。モンゴル出身で、同国出身の13人の関取の兄貴分的存在の幕内・旭天鵬(36)=大島=は「反省の意味も込めてやった方がいいし、意見も出ると思う」と話した。「雪下ろしが大変だろうから、俺たちが行って、やるのもいい」と具体的な私案を披露。雪下ろしは危険がともない、お年寄りにとっては重労働だ。屋根の上に何人もの力士が上がることに不安も残るが、力持ちなのは間違いないだけに大いに助かるはずだ。
更に旭天鵬は「ファンの皆さんに謝罪できる場を設けないといけない」とも話した。三役経験がある日本人のベテラン関取も「普段、巡業などでしか行けない所まで出向くべき」と語るなど、多くの関取が同様の意見を訴えている。現在、力士会の開催日時は未定だが、実現する可能性は高い。
雅山は昨年の野球賭博問題で名古屋場所を謹慎。昨年8月の夏巡業では、自ら申し出て清掃活動を行ったことがある。それだけに「償いというわけではないが、やりたい」と今回も奉仕活動への強い意欲を見せた。力士自らが「みそぎ」の活動を積極的に行っていく。
(2011年2月21日06時02分 スポーツ報知)
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