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美姫 体調不良も200点超え!完全V

スポニチアネックス 2月21日(月)7時1分配信

 ◇四大陸選手権最終日(2011年2月20日 台湾・台北)

 ハイレベルな内容で日本勢がワン・ツー・フィニッシュだ。女子フリーで、ショートプログラム(SP)1位の全日本女王、安藤美姫(23=トヨタ自動車)はフリー世界歴代2位の134・76点をマークし、合計201・34点で史上4人目の200点超えを果たして、初優勝した。世界女王の浅田真央(20=中京大)は今季2度目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)成功で、5・04点差の2位。日本の誇る2人の女王は東京で開催される3月の世界選手権(東京)へ向けて、最高の弾みをつけた。

 初めてフィギュアの国際大会が開かれた台湾でも、「201・34」の得点が表示されると会場はどよめいた。体調が万全でなく薬を服用しながら出場した安藤は史上4人目となる200点超えを果たし「ベストの状態ではない中では、凄くよかったかなあ」と喜んだ。地元紙に「日本内戦」と報じられた浅田との争いも制し、4年前の世界女王はあらためて世界のトップレベルにいることを証明した。

 完璧なパフォーマンスだった。最初の3回転―2回転連続をきっちり決めると、得点が1・1倍になる後半では2回転半―3回転など5つのジャンプをすべて成功。3つのスピンでも最高評価を獲得。肉体的に厳しいプログラムを「ピアノ協奏曲」の静かな調べに乗って、優雅に演じきった。

 それでも満足しきってはいない。「ちょっとぐらついた。スピード感が(昨年12月の)全日本選手権と比べてなかった」と言って、演技後は舌をペロリと出して悔しがった。

 今季は5戦4勝と抜群の安定感を誇っている。だが、心にはひっかかるものがある。6年ぶりに制した昨年12月の全日本選手権。翌日の新聞やテレビでは優勝した安藤以上に、復調の兆しを見せた2位の浅田がクローズアップされた。19日の記者会見では英語で「テレビなどで言っていることは関係ないと思うようにしている。スケートを楽しむことに考えを切り替えた」と語った。

 実力を正当に評価されない現実。それを覆すための舞台が来月の世界選手権だ。4年前は直前に足をケガしたことで、逆に力まず演技ができ、金メダルが転がり込んだ。「今回は意識してメダルを獲れるように頑張りたい」。女王返り咲きの準備は整った。

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最終更新:2月21日(月)8時27分

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