ハニカム・エンボス複層コンポジット材が特許を取得しました
昨年、茨城大学の学生フォーミュラチーム、IURでもコックピットの耐火隔壁に採用された
ハニカム・エンボス複層コンポジット材
同技術は8年に及ぶ大会史上初の複合素材として認定され、同校初の燃費部門3位での表彰台獲得に貢献しました。
このハニカム・エンボス複層コンポジット材の技術がこの度、特許を取得致しました。
【構造概念図】
現代の多様化する要求性能を、単一の素材でクリアすることは非常に難しくなってきています。こうさいた要求に対応するには、複合素材・・・つまりコンポジット材料などが有利ですが、これらの新素材を製造するには大掛かりな設備投資が必要な上、大半は接着剤による積層接着といった工法を採るため、接着剤に含まれる環境負荷物質対応や、接着強度、或いは品質劣化は言うに及ばず、コストも大幅に上がってしまうといった問題を併せ持っています。
今回、特許を取得したハニカム・エンボス複層コンポジット材の技術は、こうした問題を解決するために開発された技術で、汎用機械接合技術TOX®を応用し、既存プレス技術を使いユーザーセルフで、様々な素材を組み合わせた複合材料を容易且つ少量多品種に対応して製造できる工法です。
また、こうした複合材に適用される材料は、一般的に高価な場合が多いことから、剛性向上による薄板化性能で注目されているハニカム・エンボス技術と組み合わせることで、素材の薄板化とこれに伴う軽量化により、材料コストの抑制も同時に達成するものです。
特にTOX®は、機械接合・・・所謂“カシメ”の1種であり、異種金属接合なども容易なため(電気腐食対策等を要する場合があります)従来では、コストや製造方法の問題から成立させることが難しかった組み合わせの新素材なども、生み出せる可能性を秘めています。
素材や、厚みの組み合わせ自由度も高く、少量・多品種生産にも対応し易いこの技術。
無限に広がる可能性を実現するのは、お客様自身の自由な発想力です。
沢山のお問い合わせをお待ちしております。
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