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乙武さん、保育園開設へ 教員の経験「地域で子育て」

2011年2月21日5時2分

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写真:準備が進む園舎=東京都練馬区小竹町拡大準備が進む園舎=東京都練馬区小竹町

写真:乙武洋匡さん拡大乙武洋匡さん

 ベストセラー「五体不満足」の著者で、昨春まで3年間公立小学校の教諭を務めた乙武洋匡(ひろただ)さん(34)が4月、東京都内に保育園をつくる。園舎の入り口にカフェやギャラリーを設置し、周囲の住民と園児を交流させながら、地域全体で子育てをする環境をつくりたいという。

 乙武さんは昨年、仲間2人と、保育所の開設・運営を手がける株式会社「ナチュラルスマイルジャパン」(松本理寿輝〈りずき〉社長)を設立し、取締役に就任。同社の最初の事業として、練馬区に「まちの保育園 小竹向原(仮称)」をオープンさせる。すでに都の認証を申請中で、初年度の定員は40人。

 有楽町線小竹向原駅に近い約900平方メートルの土地を借り、れんがと木を使った一部2階建て約380平方メートルの園舎と約280平方メートルの庭を設けた。園児1人あたりの面積は国の設置基準の2倍近い。

 園舎の入り口に、地域の人が個展を開いたり、園児の作品を展示したりするギャラリーをつくる。地元のパン店がプロデュースするカフェも開き、「地域コーディネーター」と称する常駐職員を置く。地域コーディネーターは、お客に園を紹介し、地域住民と園児と親が交流するイベントなどを手がける。

 松本社長によると、多くの教育施設が安全を重視して門扉を閉ざし、地域との接点をなくす傾向が強まっている。

 松本社長は「昔に比べ、人格形成期にある乳幼児が限られた人としか接しなくなった。多様な出会いがある保育園をつくりたい」。乙武さんも、教員生活の経験から「子育てに悩んでいる親や、大人の愛情が不足している子どもを地域で助ける必要がある」と実感したといい、「セキュリティーに配慮しつつ、開かれた保育園にしたい」と話す。

 23、26日に施設見学会と説明会をする。申し込みは「まちの保育園」のウェブサイト(http://machihoiku.jp)から。(魚住ゆかり)

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