2008.11.07 Friday
『お坊さんが困る仏教の話』を読んで
『お坊さんが困る仏教の話』村井幸三著 新潮新書
仏教と自分とのかかわりに関して何を連想するだろうか
まずは「葬式」ですね。
そしてその葬式についてくるのは「戒名」。
ちなみに私は仏教徒なのか自分自身よく理解してません。
あなたの宗教はと聞かれれば「神道です」と答えてます。
しかし実家に帰るとまず最初に仏壇に手を合わせます。
結婚式はチャペルで行いました。
一般的にいう無宗教の部類かも知れないです。
この本では「戒名」というものにみんな高いお金を払っている。
誰しもが無駄な出費はしたくないと考えていても
戒名代金が必要か否かはなかなか判断が難しい。
塩とか水とかとは全く意味合いが違う。
水がないと生きていけないのは事実真理であるが
死んだ人のあの世での生活のために「戒名」が必要だというのは
仏教という視点からのことで、もちろんキリスト教等には「戒名」はない。
つまりこれは仏教という枠組みの中でのルールである。
しかし、もし私の親族の葬式の場で
戒名は「買いません」とは言いづらい。
なぜなら、戒名が要らないとう明確な根拠がないからである。
この本では、なぜ敬虔な仏教徒でなくても
葬式をして高いお金で戒名を買うのかを
仏教を解析していきながら解き明かしている。
また、人は死んだらどこにいってしまうのか?
もちろんあの世でしょう。あの世での名前が戒名??
と思いきや、もともと戒名は生前に授けられるもので
江戸時代に死後戒名が制度として確立したようです。
今まで単純に仏教の考えとして受け入れてたことが
実は・・・ってのがいっぱい有ることを教えてくれる
そんなとても面白い内容です。
この本を読んで感じたことは
葬式も戒名もいらないんだということです。
仏教と釈迦の考えは必ずしも同じではないということが
説明されています。
釈迦はそもそもあの世にいくはずの魂の存在をはっきりと否定している。
つまり、仏壇も位牌やお墓に関しても
釈迦の考えから来るものではく後世の人たちによって作りあがられたものなのです。
本当に釈迦の考えに同調するなら
死んだら終わり。
人間は五つの要素(五うん)から成り立っている
「色」:肉体
「受」:感じる
「想」:思う
「行」:意思
「識」:判断する
釈迦は仏教は煩悩から解き放たれる世界を目指すことでもので
死後の世界はありません。
ところが大乗仏教はその釈迦仏教を一転させ釈迦の「仏格」に頼る救済仏教に変えてしまった。
等など・・・。
仏教っていったい何っという疑問を感じたら
または、戒名なんか買いたくないという場面にでくわしたら
是非一読した方が良い本ですね。
仏教と自分とのかかわりに関して何を連想するだろうか
まずは「葬式」ですね。
そしてその葬式についてくるのは「戒名」。
ちなみに私は仏教徒なのか自分自身よく理解してません。
あなたの宗教はと聞かれれば「神道です」と答えてます。
しかし実家に帰るとまず最初に仏壇に手を合わせます。
結婚式はチャペルで行いました。
一般的にいう無宗教の部類かも知れないです。
この本では「戒名」というものにみんな高いお金を払っている。
誰しもが無駄な出費はしたくないと考えていても
戒名代金が必要か否かはなかなか判断が難しい。
塩とか水とかとは全く意味合いが違う。
水がないと生きていけないのは事実真理であるが
死んだ人のあの世での生活のために「戒名」が必要だというのは
仏教という視点からのことで、もちろんキリスト教等には「戒名」はない。
つまりこれは仏教という枠組みの中でのルールである。
しかし、もし私の親族の葬式の場で
戒名は「買いません」とは言いづらい。
なぜなら、戒名が要らないとう明確な根拠がないからである。
この本では、なぜ敬虔な仏教徒でなくても
葬式をして高いお金で戒名を買うのかを
仏教を解析していきながら解き明かしている。
また、人は死んだらどこにいってしまうのか?
もちろんあの世でしょう。あの世での名前が戒名??
と思いきや、もともと戒名は生前に授けられるもので
江戸時代に死後戒名が制度として確立したようです。
今まで単純に仏教の考えとして受け入れてたことが
実は・・・ってのがいっぱい有ることを教えてくれる
そんなとても面白い内容です。
この本を読んで感じたことは
葬式も戒名もいらないんだということです。
仏教と釈迦の考えは必ずしも同じではないということが
説明されています。
釈迦はそもそもあの世にいくはずの魂の存在をはっきりと否定している。
つまり、仏壇も位牌やお墓に関しても
釈迦の考えから来るものではく後世の人たちによって作りあがられたものなのです。
本当に釈迦の考えに同調するなら
死んだら終わり。
人間は五つの要素(五うん)から成り立っている
「色」:肉体
「受」:感じる
「想」:思う
「行」:意思
「識」:判断する
釈迦は仏教は煩悩から解き放たれる世界を目指すことでもので
死後の世界はありません。
ところが大乗仏教はその釈迦仏教を一転させ釈迦の「仏格」に頼る救済仏教に変えてしまった。
等など・・・。
仏教っていったい何っという疑問を感じたら
または、戒名なんか買いたくないという場面にでくわしたら
是非一読した方が良い本ですね。