桑田サプライズ　里帰りライブ熱唱　出身地茅ヶ崎で４曲披露

　食道がんの手術を受けて復帰した桑田佳祐（５４）の約９年ぶりのソロアルバム「ＭＵＳＩＣＭＡＮ」（２３日発売）の完成記念プレミアムリリースパーティーが１９日、桑田の出身地、神奈川県茅ケ崎市の茅ケ崎市民文化会館で行われ、約２０倍の倍率を突破した約１５００人が参加、桑田のサプライズ里帰りライブに総立ち状態で盛り上がった。

　今月１日、福岡のパーティーに出演後、体調不良のため以降のイベントには出演しなかった桑田だが、この日は体調も回復。試聴会の後、司会者が「偶然近くを通り掛かった、茅ケ崎が生んだ地元の“アソコ”が若大将という方が来ています」と紹介すると、「ウォー」という大歓声があがった。

　同会館は、サザンオールスターズがデビュー３年目の１９８１年７月４日にコンサートを開いたステージ。また、桑田が茅ケ崎で歌うのは２０００年８月の茅ケ崎ライブ以来。桑田は、「生きたまま茅ケ崎の土を踏むことができました。帰ってこられる故郷があってホントによかったと思います」などとしみじみ話した。４曲披露したうち、茅ケ崎を歌った「ＭＹ　ＬＩＴＴＬＥ　ＨＯＭＥＴＯＷＮ」の時には、有名な浜降祭のみこしも登場。何度も「ありがとね」を繰り返し、「皆さん健康に気を付けてね。また帰ってくるねー」と手を振って、ステージを後にした。

　２５日にはテレビ朝日系「Ｍステ」に生出演。２６日にはＮＨＫ「復活！桑田佳祐ドキュメント〜５５歳の夜明け」（午後８時）が放送される。