20日(日曜)に竹島奪還デモ行進を実施。
神宮通り公園を出発して渋谷の繁華街を行進したのだが、
帰ってから参加者よりメールをもらった。
==前略===
ひとつ、残念なことがありました。
それは、一部の参加者が、歩道を歩く一般人を目がけて、拡声器を向けて、「犯罪朝鮮人は日本から出て行け!」などと、がなり立てたり、ソフトバンクの店の前で、「在日が経営するソフトバンクを叩き出せ!」などと叫んだりしていたことです。
群集心理が悪い形で作用するため、1人がそのようなことを叫ぶと、周囲の参加者たちも、それに釣られて一斉に連呼してしまいます。
本日のデモは、竹島を不当に軍事占拠している韓国・南朝鮮政府という「国家の無法を糾弾すること」が目的であったはずです。
それなのに、なぜ「犯罪朝鮮人」などという言葉を発する必要があるのでしょうか?(しかも、全く関係の無い一般人に向かって)
孫正義氏が朝鮮系の帰化人だからといって、なぜ竹島に全く関係の無いソフトバンクの店に向かって罵声を浴びせかける必要があるのでしょうか?
私は、いつものように大音量の激しい口調を使っていましたが、そのような明らかに「言論」の枠を逸脱した低次元の罵詈雑言には、一切「合いの手」を入れておりません。
また、先導車両のアナウンスに合わせてシュプレヒコールを上げることが鉄則であるにも関わらず、参加者個々人が勝手に拡声器を使って声を発すれば、
デモ行進としての統制が乱れ、収拾がつかなくなってしまいます。
若年者が勢い余って発しているのならまだしも、いい歳をした年輩の参加者までもが、そうした低次元な騒ぎを起こしているのです。
道理も何も無く、初めに「朝鮮人憎し」ありきで、まさに、鬱憤晴らし、ただ騒ぎたいだけ、にしか見えません。
私は潔癖症ではありませんので、「そのような参加者とは行動を共にできない」「参加禁止にすべきだ」などと言って、頭ごなしに否定する意図はございません。
しかし、上記のような状態では、街を歩く一般大衆の目には、
はっきり申し上げて、「日の丸を持って大騒ぎしている変な人たち」としか映らないでしょう。
騒ぎ立てて、自分たち中では盛り上がったつもりでいても、それは一過性のものに過ぎず、運動として長続きしないと思います。
===後略===
全く、ご指摘の通り。
小生はデモ隊の最後尾にいたので、良く分からなかったが、前の方で「チョーセンジン。。。」、という叫びが聞こえた。
デモ行進は一般大衆に訴えて理解してもらうためのもの。
わざわざ嫌悪感を抱いてもらうのが目的ならデモ行進なんかやる必要はない。
当事者に対しては、直接注意します。
それで、理解頂けないのであれば、今後の参加はお断りします。
そんな当たり前の事は言わなくても分かる人は分かる。
分からない人でも志があれば一回言って、分かる人はきちんと理解してくれるでしょう。
しかし、100回言わなければ分からない人もいれば、100回言っても分からない人は分からない。
そういう人は切り捨てます。我々には時間がないのです。
日本が滅亡するまで、懇切丁寧に理解を求めている時間はないからです。
拡声器を使って発言するということは、デモ行進全体としても公式発言と考えられます。
あまりにも言葉を軽く考えて、拡声器を使っている人が多いようです。
我々にとっては武器であります。武士が刀を使うのと同じなのです。
責任ある言動を求められている事を理解していないのか。
現在の我々の運動がどのように評価されているのか、あまりにも無頓着ではないか。
〔反省点〕
告知において「プラカードの持ち込み歓迎」、と書きましたが
団体旗の持込を禁止、としなかったのは不味かった。
これも聴衆に対して誤解を与えることになる。