どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

暮らし・話題

  • この記事をtwitterでつぶやく
  • この記事をはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

探査機「はやぶさ」カプセル開発企業 大樹上空 落下実験に成功

(02/20 12:45)

実験を前に、小型カプセルをヘリコプターに積み込む関係者

実験を前に、小型カプセルをヘリコプターに積み込む関係者

写真ニュースへ

 【大樹】昨年6月に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルを開発した宇宙関連企業IHIエアロスペース(東京)が19日、大気圏突入を想定して小型カプセルを上空から落下させる実験を十勝管内大樹町で行った。

 実験はロケットが地球に戻るために大気圏へ突入する際、ロケット本体から離れ、本体が空力や熱で燃え尽きる様子を撮影する小型カプセルを開発する狙い。小惑星イトカワから微粒子を持ち帰ったカプセルとは役割が違うが、付属するパラシュートの構造は「はやぶさ」の技術を応用した。

 実験は同町内の多目的航空公園から、球形のカプセル(直径35センチ、重さ30キロ)をヘリコプターで高度1キロの上空に運び、大樹沖3キロの海上に落下させた。

 カプセルには小型カメラなどが付いており、ロケット本体を想定して空中の様子を撮影し、位置の情報などを収集。高度500メートルでパラシュートを開き、時速370キロから減速した後、着水、回収された。同社宇宙技術部の牧野隆部長は「パラシュートが正常に開き、データも収集できた。次につながる実験だった」と話していた。

【関連記事】

暮らし・話題記事一覧

20日

19日

18日

北海道新聞・道新スポーツ購読のお申し込み
特選!北海道ネット通販

ジェラテリア「RE di ROMA」 原材料まで北海道産にこだわったジェラートセットをどうぞ【12個】4000円

このページの先頭へ