岡本あずさ主演「金色のコルダ」ミュージカルに

　ゲームソフトから始まり、コミック、ＴＶアニメと発展し、中高生から２０、３０代の女性に熱狂的なファンを持つ「金色のコルダ」のミュージカルが、３月１９日（金）から２４日（水）まで天王洲銀河劇場（東京都品川区）で公演されることになり、１６日に都内で製作記者発表会が行われた。

　「金色のコルダ」はもともと女性向け恋愛ゲーム・ネオロマンスゲームの第３弾として、２００３年に発売された。音楽に縁のなかった平凡な少女、日野香穂子が「魔法のヴァイオリン」を得て学内コンクールに挑み、同時にイケメンたちとさまざまなロマンスが繰り広げるという恋愛育成シミュレーションゲーム。

　シリーズ累計は３０万本を突破するヒット作となり、同年には漫画雑誌で連載もスタート。コミックス計１３巻は累計２５０万冊を超えている。さらに０６年からはＴＶアニメも放映されるなど、乙女心を確実につかんでいった。

　待望のミュージカル「ネオロマンス●（＝ハート（白））ステージ　金色のコルダ　ステラ・ミュージカル」は、主人公の日野香穂子役に「ケータイ刑事銭形命」７代目ヒロインの岡本あずさ、ダブルキャストで森咲樹（さき）、彼女を取り巻くイケメンたちには三上俊、高橋優太、川村聖斗、吉野晃一、小関裕太など新世代を担う俳優達が顔をそろえた。

　岡本は「吹奏楽部に所属していたので、音楽は大好きです！　コルダのファンの方達の期待に応えられるよう頑張ります」と意気込みをみせた。

　クラシック音楽と学園生活で繰り広げられるゲームの世界を、新進気鋭の演出家、カニリカ氏が忠実に再現。カニリカ氏は「非常に人気のあるゲームなので、原作のイメージを壊さないよう全キャストオーディションで選びました。多彩でフレッシュな顔ぶれになっていると思います。もちろんイケメンは厳しく選んだつもりです（笑）」と語った。

　音楽は映画「クライマーズ・ハイ」や朝の連続テレビ小説「だんだん」などを手がけた作曲家・村松崇継氏が担当する。

　チケットの一般発売は２月６日（土）から、キョードー東京、チケットぴあなどで開始。ＳＳ席８８００円、Ｓ席７８００円、Ａ席５８００円、ファミリーシート（ペア）６０００円。