香川県内の小学生と発展途上国の子どもが描いた将来就きたい職業の絵の展示会が、県庁ロビーで開かれている。生活環境は違うものの、夢見る職業は共通なものが多く、来場者は子どもらの絵を通して普段なじみのない国々への関心を深めている。20日まで。
国際協力の重要性について理解を深めてもらおうと、国際協力機構(JICA)四国支部が企画。タンザニアやラオス、ボリビアなど10カ国の5―15歳の計14人と、津田小(さぬき市)の4年生、屋島西小(高松市)の1年生計51人の絵を展示している。
香川県内の小学生と途上国の子どもが共通して描いた職業は、医師や教師などどちらの環境にも必要不可欠な職種。一方、香川県内の小学生で目立ったのがスポーツ選手や宇宙飛行士、うどん職人だったのに対し、途上国の中には銃を構える兵士を描き、「戦場に行きたい」とした作品もみられた。