2011年2月19日19時19分
自民党の石原伸晃幹事長は19日、4月の東京都知事選への立候補を要請している父の石原慎太郎知事について、「私がどれだけ言っても『わかりました』と言ってくれない」と述べ、擁立作業が難航していることを明かした。読売テレビの番組で語った。
石原幹事長は「もう一度やってもらいたいというのは政党の理屈。都民から『もっとやって』という声が、十分に知事に届いていない」と現状を説明。石原知事が「多選はいかん」「立候補して次に何をするのか」などの理由で、出馬への迷いを抱いていることを紹介した。
その上で、石原幹事長は「どんな最悪なシナリオがあっても既存政党として責任を全うする」と語り、不出馬に備えた準備を進めていることも明らかにした。