民主党県連の定期大会が19日、水戸市内のホテルで開かれ、大畠章宏前県連会長の経済産業相(現国土交通相)就任を受けて新会長となった参院議員の郡司彰氏が、会長として正式に承認された。郡司会長は新幹事長に県議の長谷川修平副会長を指名し、衆院議員の石津政雄副会長が会長代行に就任するなど新体制が決まった。

郡司会長は菅政権の支持率低迷やねじれ国会の下での厳しい予算審議などを念頭に「何が起きても不思議ではない情勢」とし、「政権交代の意義と重さを再認識し、国民の負託に応える努力をする。逆境の中で4月の統一選挙の必勝を期し、衆院7小選挙区とも常在戦場の意識を高めたい」とあいさつした。

活動報告の中で、昨年12月の県議選を「敗北と評価せざるを得ない」と総括。課題として、日常活動の強化▽「ドブ板選挙」の徹底▽選挙戦術のマニュアル化と県連、総支部による工程管理の強化-などを挙げた。

来賓の児島強連合茨城会長は、民主政権について「自ら墓穴を掘っているとしか思えない。いつまで同じことを繰り返すのか」としながら「もう一度国民の信頼を取り戻し、統一選で支持を得られるよう今後も連携していく」と激励した。

大会では党員からも、県連の市民の声を聞く体制や選挙戦術の強化、党員による日常活動の徹底などを求める声が上がった。

大会アピールでは4月の統一地方選で全員当選を期すると宣言。党公認・推薦の7市17人(19日現在)の市議選候補を紹介した。

主な役員は次の通り。(敬称略)


会長　郡司彰▽会長代行　石津政雄▽副会長　福島伸享、高野守、大泉博子、柳田和己、藤田幸久▽幹事長　長谷川修平▽副幹事長　佐藤光雄、青山大人▽常任幹事　菅谷憲一郎、斎藤英彰、設楽詠美子▽顧問　小林元、大畠章宏、小泉俊明