民主党の樽床衆議院国家基本政策委員長は、神奈川県平塚市で講演し、平成23年度予算案の関連法案の成立の見通しが立っていないことに関連し、「あとはリーダーがいかに決断するかで、菅政権を守ることがわれわれの仕事ではない」と述べ、事態打開のためには、菅総理大臣の退陣も選択肢に含まれるという認識を示しました。
この中で、樽床衆議院国家基本政策委員長は、平成23年度予算案の関連法案について「去年秋から、このままでは状況は厳しいと言ってきたが、楽観的に考える人が一部にいて、事態はどんどん悪化した。現段階で成立の可能性は非常に薄く、首の皮1枚、残っているかいないかだ」と述べました。そのうえで、樽床氏は「あとは時のリーダーがいかに決断するかにかかっている。菅政権を存続させることが、われわれの仕事ではなく、国民が安心して暮らせる国家をつくることが政治の役割だ。われわれも瀬戸際の状況で何をすべきかしっかり考えて行動すべきで、ひとつき以内に大きな決断をしなければいけない時期が来ると思う」と述べ、事態打開のためには菅総理大臣の退陣も選択肢に含まれるという認識を示しました。