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社会

県内民主議員、支持者への対応に奔走 

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郵便局長会側の要望に耳を傾ける民主党の水岡俊一参院議員(前列右)と、土肥隆一衆院議員(同左)=19日午後、神戸市中央区中山手通4(撮影・大山伸一郎)

 2011年度予算関連法案成立の道がほぼ閉ざされ、政権交代後、最大の窮地に立たされる民主党。首相退陣や解散・総選挙の可能性が取り沙汰される中、兵庫県関係の同党国会議員たちは19日、地元で支持者らへの説明に追われた。

 「今後の政局はどうなるのか」。同日午後、神戸市中央区で開かれた同党兵庫県連と県内郵便局長会との政策懇談会。今国会での郵政改革法案提出、成立を求める局長会側から、政権運営を不安視する意見が相次いだ。

 これに対し、菅首相の側近の一人で衆院政治倫理審査会長の土肥隆一衆院議員(兵庫3区)は「党内の乱ればかりが目立ち、申し訳ない」と陳謝。その一方で「総理は国民のためにベストと思う予算を組んだ。ぎりぎりまで調整は続けるが、関連法案否決の場合、退陣ではなく、解散の決断もあり得る」とした。

 外務副大臣の松本剛明衆院議員(同11区)も「政策決定の過程や段取りに意見の不一致があったのは事実」と釈明した上、「政権交代の原点に立ち返り、乗り切りたい」と理解を求めた。

 石井登志郎衆院議員(同7区)はこの日夕、西宮市内で開かれた自身の政治資金パーティーに出席。「党の顔を変えるのは邪道」と首相退陣論を批判し、「社会全体が民主政権がだめという空気に覆われている。(有権者に)説明のしようがない」といら立ちを隠さなかった。

 パーティーには海江田万里経済産業相も駆けつけたが、政権運営については「(会派離脱届を出した16人に)関連法案賛成に回ってもらうことを望んでいる」と述べるにとどめた。(藤原 学、金山成美)

(2011/02/20 10:59)


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