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’11統一選:民主小沢系会派離脱問題、影響を懸念--県連常任幹事会 /岐阜

 ◇笠原氏「危機感」強調

 民主党県連の常任幹事会が19日開かれ、同党の衆院会派からの離脱を宣言した衆院議員16人のうちの1人、笠原多見子氏=比例東海=も参加した。笠原氏は常任幹事会の後、報道陣の問いかけにほとんど答えずに立ち去った。一方、県連内からは「今回の笠原氏の行動で、4月の統一地方選はますます苦しくなる」と懸念する声が出ていた。

 常任幹事会が始まる前、笠原氏は周囲の国会議員と談笑していた。ただ、県連代表の園田康博衆院議員は「多くの人に心配をかけているが、党役員会で対応するのでもう少し見守っていただければ」と冒頭のあいさつで笠原氏らの行動に言及した。その後、非公表で開かれた会が終わると、笠原氏は厳しい表情で立ち去った。

 平田健二・党参院幹事長などの出席者によると、笠原氏は県連幹部らに「マニフェストを忠実に実行すべきなのに現政権は違う方向に進んでいるとの危機感から行動した」と説明。しかし、統一地方選の立候補予定者からは「『何をごたごたしている』と有権者から言われる。永田町の論理だけで動かないでほしい」と批判の声が上がったという。

 平田氏は「ただでさえ、政権支持率が落ちているのに、この問題が輪をかけたと統一地方選を戦う人は思うだろう。党本部役員として申し訳なく思う。16人には(離脱を思い直すよう)説得を続けたい」と話した。【岡大介】

毎日新聞 2011年2月20日 地方版

 
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