
車を運転出来るという事はオトナです。オトナは仕事を持っているので、特定の分野ではチューニングSHOPより知識が有ったりします。そんなオトナの検討結果です。
1年半以上前に施工してもらったECUチューンが気になってました。施工内容が公開されておらず、私も質問しなかったので、何をされたのか把握していません。面実装基板の実装設計や回路設計の仕事をしたことがあるので、基板に何を施したのか前々から興味がありました。あることがキッカケで真実を知りたくなり、確認してみました。
施工したと分かるのは、1項と2項だけでした。
各部の写真は、
ココ(フォトギャラリー)を 参照して下さい。
1.ECUケース外部にアーシングが1本だけ追加されている。
2.ECUケース内側と接触する部分の、面実装基板の半田メッキを剥がして銅パターンを 露出させている。
巧みな(今から考えると意味不明な)宣伝文句から、面実装基板の抵抗とかコンデンサを細工したのかと思ってました。10倍ルーペで面実装の半田付け部分をジックリ観察しましたが、加工した形跡は有りません。
宣伝文句にはプログラムに手を付けない様なことが書いてあるので、1項と2項のアーシング絡みの施工しかありません。面実装部品に手を加えずに、プログラムに手を加えずに、アーシングだけでを充分な効果を出す方法があるとは回路屋の知識では思いつきません。神懸かりなことを施していて、信じない人には効果が出ないのかも知れません。
結論として、アーシングだと知っていれば、私は施工を依頼しなかったと思います。
この施工で得た教訓は、
・効果の程度を、色々な情報源で調べておけば良かった。
・予め施工内容を聞いた上で、実施するかを決めれば良かった。
・効果を評価したデータを、施工前に見せてもらえば良かった。
・苦情を言ったときに誤魔化される可能性があるので、施工内容を明らかにしてない作業を頼んではいけないことに気が付いた。
・領収証(施工メニューの具体名が書かれたもの、一式でいくらはダメ)を必ず保管しておけば良かった。あとで返金される可能性もあるから。
・不当表示防止法を知った上で、宣伝内容が適切か判断しよう。
自分では賢いオトナの消費者のつもりでしたが、まだまだ修行が足りません。
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パーツの効果推定
Posted at 2006/08/13 15:50:42