報 道

あすからIC乗車券"マナカ"発進 利便性は?

11.02.10



こちらは、11日から名古屋の地下鉄などで
運用が始まるIC乗車券「マナカ」です。
マナカの登場で、何が便利になるのか?
利便性を点検してみました。

「あすから始まるマナカ。
一体どんな風に使うのか、実際にやってみましょう」
(荒井レポ)

今まで地下鉄に乗るときは切符や定期券を投入口に
入れていましたが、マナカはちょっと違います。
切符投入口の上にあるICマーク、ここをタッチするだけで
改札を抜けることができます。さらにこんなことも...

「このようにケースからわざわざ取り出さなくても
改札を通りぬけることができるんです」
(荒井レポ)

マナカは黄色の券売機で購入できます。
1000円から1万円まで金額別に5種類あり、
預かり金500円を除いた分だけ乗車できます。
利用できるのは地下鉄・市バス・名鉄など7つの交通機関です。
さらにマナカにはこんな機能もついていました。

「マナカにお金を入れておけば駅構内にある
売店で商品を買うこともできるんです」
(荒井レポ)

マナカの最大の特徴は財布代わりになることなんです。
券売機であらかじめ、お金を入れてチャージしておけば、
地下鉄構内の売店や愛知県内のサークルKサンクス、
名鉄百貨店などで買い物ができます。

「マナカを使うとお得な点はどんなところ?」
(荒井レポ)

「市バス・地下鉄に乗れば乗るほど貯まる、
マナカマイレージポイントを用意している。
溜まったポイントは次の乗車時に利用できる」
(名古屋市交通局・早川 英治さん)

マナカのもう一つの特徴は交通機関の利用額に応じて
ポイントが付くことです。
例えば市バスと地下鉄で1ヶ月に1万円使った場合は、
1250ポイントがつきます。10ポイント10円で計算され、
この場合、1250円分の運賃がお得になります。

IC乗車券をめぐっては、JR東海が2006年に
「トイカ」を導入していますが、マナカの登場で、
この地方も本格的なIC乗車券の時代に入ることになります。


一方、マナカの登場で、関連グッズの商戦も盛り上がろう
としています。ここ名古屋三越では特設コーナーを設置、
IC乗車券を入れるケースやバッグを取り揃えています。

「マナカスタートに伴い、機能性やデザイン性が高い
商品の人気が出ると思い、このようなコーナーを設けた」
(名古屋三越広報・脇 理恵さん)

これはチョコレートやバスの形をしたケース。
一方、こちらのケースは改札機にかざすと
イルミネーションが光る仕かけになっています。

売れ筋は1000円から4000円程度、中でもバッグ型の
カードーケースは、デザインの豊富さと手ごろな値段が
受け、多い日には30個近く売れるということです。

三越では、本格的な商戦は11日以降と見ていて、
マナカの普及に期待を寄せています。

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