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クラプトンに“北の脅威”正哲氏来場懸念

 ロック歌手エリック・クラプトンが、20日に韓国で行われるソウル公演に、北朝鮮の金正日総書記(69)の次男正哲氏が来ないか、懸念していることが分かった。19日付の韓国紙朝鮮日報が報じた。正哲氏はシンガポール公演を訪れており、会場は混乱。クラプトンがマネジャーを通じて、韓国側の音楽関係者に相談していたという。正哲氏はクラプトンの大ファンで、06年には平壌公演を韓国側の音楽関係者に打診していたことも分かった。

 朝鮮日報によると、クラプトン側から15日、クラプトンと親交が深く今回のソウル公演も手がける韓国の芸能事務所の社長に電話連絡があったという。同紙によると、クラプトンのマネジャーから「北朝鮮の人々が韓国に自由に出入りすることはできるんでしょうか」との問い合わせがあり、社長は「できない」と答えたという。

 14日のシンガポール公演に正哲氏が来ていたことは、15日に韓国のテレビで放送されていた。警護の男性ら随行員約20人と会場に入っており、取材しようとする報道陣とのつばぜり合いもあった。マネジャー側から社長には、コンサート運営上の混乱があったとの話があったという。その上でマネジャーから「ソウル公演に(正哲氏が)来ることはないか」と確認してきたという。社長は「正哲氏がソウルに来るのは困難だと思う」と伝えたという。

 正哲氏は、クラプトンの大ファンとされ、同紙はマネジャーの話として、「06年のドイツツアー4回の全公演を正哲氏が見に来たことをクラプトン本人も知っている」とも報じられている。06年には北朝鮮が、正哲氏の希望として、クラプトンの平壌公演を韓国の芸能事務所を通じて打診していたという。07年の公演開催を計画し、北朝鮮当局からは、クラプトンやスタッフの安全を保証する覚書を受け取るまで進展していた。しかし、クラプトン側が「独裁体制で公演した初のミュージシャン」となることに懸念を示したため、取り消しとなったという。

 北朝鮮側は、他のミュージシャンの代打出演を要請。韓国の芸能事務所ではローリング・ストーンズなどを提案。しかし、この代替案について、北朝鮮からは「ローリング・ストーンズはあまりに退廃的すぎる」と物言いがあり、07年の平壌公演は不調に終わったという。

 [2011年2月20日8時22分 紙面から]


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