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2011/02/20 (Sun) 07:23
更新休止のお知らせ

開設から6年あまりが経過した当ブログですが(以下略

という冗談はさておき、唐突ですが、私自身が引っ越しをすることになり、その関係で、今月いっぱいくらい、ネット環境がなくなることになりました(最近、更新が滞り気味だったのも、そっちの関係です)
そのため、しばらくの間、更新を休止します。

来月頭には、更新を再開するつもりですので、また、そのときにはよろしくお願いします。

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2011/02/19 (Sat) 08:59
魔法少女まどか☆マギカ・第7話

「本当の気持ちと向き合えますか?」

自分の身体は……。その衝撃で、何もする気力のおきないさやか。そんなさやかの元を、杏子が訪れ……

杏子がデレた!!

……とお約束のボケからかましてみよう(阿呆)

今回は、以前、マミがいった「他人のために契約をするなら、スタンスを決めないと」というようなところとも密接に絡む話、と言えるのかな。
まさしく、杏子がその形で失敗している。そして、さやか自身にも……。

熱心な宗教家だった杏子の父。
しかし、その熱心さが災いし、その本来の教義から外れてしまう。そして、その教義から外れたことが原因となり、破門。耳を傾ける者もいなくなった。
だから杏子は祈った。
父の言葉に耳を傾けて欲しい、と。
しかし、それが父にばれたとき、父は自分を罵り、そして、自分だけを置いて一家心中して果てた。

「見てられない」とか言っていた割に、この前の戦いとか、殺そうとしていたような……とか思わないでもない。
でも、その失敗を過去にしたから、極端から極端へ、というのは納得出来るところではある。
そのことで、杏子自身への苛立ちは消えたさやかだが、やはり、杏子とは違う、と語る。しかし、そのさやかの前に……

上條くんが好きだ、という仁美の告白。
そして、それにより、「正義の味方」としての自分に揺らぎが。

ここで、仁美が出てくる、というのは本当に思わぬ伏兵だったんだけど、確かに、ここもマミの言葉、そして、この前の杏子がいった「あの男が自分なしでは何も出来ない状態にすれば良い」というのと掛かってはいる。
仁美が、っていうのは意外だったわけだけど、少なくとも思いを伝えたわけでもなく、でも、自由に動ける状態とすれば必ず出てくる問題なわけだからなぁ……。
「仁美を助けるんじゃなかった、と思ってしまった」
っていうのは、ある意味では、「正義の味方」のものとしては必ず起こり得ることなのかも。

この間の、空元気で「後悔なんてしていない」というところからのさやかが辿り着いたもの。
「全然痛くない」
……視聴者としては痛すぎる……

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2011/02/18 (Fri) 13:38
IS <インフィニット・ストラトス>・第7話

「ブルー・デイズ/レッド・スイッチ」

学年別トーナメントで優勝すると一夏と付き合うことが出来るらしい。思わぬ形で広まる噂。発端のはずの箒は、とにかく、自分が、と気合いを入れる。一方、優勝のため、自主練をする鈴音、セシリアの前に、ラウラが現れ……

前回に引き続いて、ラウラの妙な気合いみたいなところが暴走している感の今回。
一夏を尊敬する千冬の経歴に泥を塗った存在として忌み嫌っている、というので完全に暴走。ついでに、学園の雰囲気がぬるい、とか、そういうのも忌み嫌う。
それが原因となって、鈴音&セシリアVSラウラに。
しかし、圧倒的な強さを誇り、かつ、相手を殺しかねないラウラの攻撃に一夏も参戦することになって……

その強さとか、そういうのはともかくとして、やっぱり、今回の戦いの仕方とかを見ていても、ドイツのISに関する考え方、っていうのが他と大きく異なっている、という風に言えるんだろうな。
命を危険にさらして、とかっていうのは、明らかに「スポーツ」ではないし、それを「ぬるい」と言ってしまう、というのは少なくとも、ここでは「命がけ」「死もあり得る」ということを意味している、と考えられるだろうから。
前回出てきた、千冬の過去の話。
一夏の誘拐事件と、ドイツ。
そういうのが、ますます、胡散臭く感じられる。

そして……
戦いは、千冬の介入もあり、トーナメントまで持ち越し。
しかし、大きなダメージを受けたセシリア、鈴音は出場不可。そして、トーナメントは、二人組で、ということになり一夏はシャルルと組むことに……
しかも、一回戦の相手は、箒に。


うん……敢えて今回は、シャルルの攻勢が凄まじかった、ということは言わないよ(笑)
というか、ツンデレとか、そういうキャラが色々と出ている中、これだけ受け身で、でも包容力のあるようなキャラって逆に新鮮なんじゃないだろうか? 色々と言って、実は、シャルルがかなり他をリードしているよな……うん。

ところで予告とかを聞いていても思うんだが……
専用機があるわけでもない、箒の立場って、クラスの中でどうなんだろう?
それと……
二人組で、となったとき、ラウラはまともに戦えるのだろうか? 協調性皆無だろうし。
という2点が気になった。

追記
ってか、箒とラウラが組む、という形でした。

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2011/02/17 (Thu) 21:08
(書評)革命のレオリア

著者:秋月大河

革命のレオリア (一迅社文庫)革命のレオリア (一迅社文庫)
(2010/05/20)
秋月 大河

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「貴殿に決闘を申し込む」 高校2年になったその初日、高藤遠矢は、美少女騎士に拉致され、超セレブ高校・鳳学園へと連行される。そこで彼を待っていたのは、かつて、一緒に過ごしたことのある幼なじみ・皇花。そして、彼女は、学園の「皇帝」であり、遠矢はその皇帝を守る「獅子の騎士」に任命されて……
ええと……読むまで、てっきり異世界ファンタジーだと思っておりました(笑) だって、騎士だの、皇帝だの、貴族だのって……(笑)
まぁ、極端に階級的な部分が強いセレブ学校に入った主人公は、そこの(本来は)最高権力者である幼なじみと再会し、その専属の騎士に任命される。そして、その皇帝の敵と戦う、というような話。なんか、学園の権力体系とか、あまりにも強烈すぎる感はあるものの、それ以外は、結構、お約束な印象。
話としては、そういう感じなのであるけど、テンポなんかは良いし、悪くはない。最後の戦いで、最早、ただの根性論で解決してしまう、とか、そういうのはむしろ好感すら持てた。
ただ、やっぱり、先が読めてしまう、というのが気になるところ。登場人物を絞って、といえば良いのだけど、問題を複雑化させた要因とかは、消去法でこの人しかいない、という状況。さらに、中盤くらいまで、起きている状況を出した後、そこから試行錯誤……といった過程がなくて、一気にその真相へ、と流れるので急展開な感じがどうしても残る。もうちょっとその辺りのボリュームが欲しいと感じた。
なんか、良くも悪くも「そこそこ」という印象。

No.2438

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2011/02/16 (Wed) 21:34
(書評)本は、これから

編集:池澤夏樹

本は、これから (岩波新書)本は、これから (岩波新書)
(2010/11/20)
池澤 夏樹

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グーテンベルクによる活版印刷技術の開発から5世紀、電子書籍という新たな「革命」が始まったと言われる。そのような中、「本」はどうなっていくのか? 37名の論者が記した書。
丁度、昨年(2010年)に、中谷さんがコミケで出した同人誌に私が寄稿したのは、電子書籍に関する話題。また、私が普段、やりとりが多いブログさんでも扱われていることが多く、それで興味を持って読んだ。
読んでいて感じたのは、良くも悪くも「本」「電子書籍」「残る」などなどの言葉が曖昧だな、ということ。
それぞれ、「本」に対して愛着を持った存在なのはわかるのだけど、それぞれ独自の言葉の解釈で語っているので、どうにも議論などが噛み合っていないような印象を受ける。それぞれ、「なんだかな」というのもあるし、「そうだ」と思うものもある。
どちらかというと、読んでいて「そうだな」と感じるのは、電子書籍などにそれほど抵抗感を持っていない人。電子書籍の長所などを知った上で、かつ、それをどう考えるのか、というもので、納得出来るものがあった。
一方で、電子書籍に対して懐疑的な意見を言う人の意見では、「なんだかな」と感じる部分が多い。例えば、池内了氏の「人間は有機物。紙も有機物。だから、無機物のシリコンの電子書籍は……」って、それは何だかな……という代表格。
それに、定義が定まっていない、というのは、例えば、内田樹氏の「本を読む人は、その厚さも含めて読む。今、大体どの辺りなのかを確認し、そこにあることの意味を考える」と、推理小説で最初に出てくる怪しいのはミスリードだな、とか判断するという例を挙げる。これはその通りだと思う。私自身、それを感じるから。ただ、内田氏のいう「それは電子書籍では無理」というのは、どこまで本当だろう? 現在の段階では、そうかも知れない。けれども、技術の開発などによってそういうのは解決するように思う。現段階でこうだから、といって、それで比較しても仕方がないように思う。
同様に、「本は残る」と言っても、それがどのレベルで残るのか、っていう部分が重要じゃないか、という風にも思うし(細々と出版され続ける状態も残る、とは言えるわけだから)
エッセイ集ということで、厳密なところまで突っ込むのは野暮だし、そういう曖昧なところまで含めて「本」というのが浸透しており、また、様々な解釈可能なものであると考えたい。

No.2437

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2011/02/15 (Tue) 22:08
(書評)張り込み姫

著者:垣根涼介

張り込み姫 君たちに明日はない 3張り込み姫 君たちに明日はない 3
(2010/01/15)
垣根 涼介

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シリーズ第3作にあたる作品。
本作も、2作目である『借金取りの王子』とカラーが似ている印象。一応、リストラ請負会社の村上が主人公ではあるものの、村上が納得して退職するように働きかける、というよりは、村上の登場を契機としてそれぞれが、一つの区切りを付けて退職する、というのがパターン。
本作は、登場する会社が旅行代理店だったり、バイクメーカーだったり、出版社だったり……と思い切り、著者の得意分野を題材にしてきた印象が強い。
特に、旅行代理店を舞台とした『やどかりの人生』などは、著者自身が旅行代理店に勤めていた、ということもあり、その業界の話とかが妙にリアルに感じられる(ついでに言えば、分量ももっとも多い)
仕事ができないわけではないが、どうも意欲に欠け、かつ、会社に対する忠誠心も見えない相手。自分のペースが掴めずに村上は翻弄される。無論、最終的にはその相手も退職するわけだけど、村上とは全く関係のないところでの決着。ただ、村上が空回りしただけ、というのは、これまでになかったパターンのように感じた。それ以上に、結末も含めて、著者自身のこと? とか思いながら読んだのだけど。
話として、一番綺麗にまとまっていると思うのは、『みんなの力』。
大手メーカーのメカニックとして働く宅間。腕はあり、こだわりにこだわるその姿勢は、車好き、バイク好きから絶大な信頼を置かれる。しかし、効率優先、修理より、新車を売れ、という会社の方針とは真逆。車を愛しているからこそ、の決断。そして、その腕を愛されているが故、タイトルのように「みんな」が協力してくれる結末。退職する、というのに、暖かい気持ちになるのが印象深い。
多少、パターン化、マンネリ化の印象は免れないものの、その分、安定感の高い作品とも言えると思う。

No.2436

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2011/02/15 (Tue) 10:05
レベルE・第6話

「Dancing in the trap!!」

王子に無理やり付けられてしまった腕輪を外すため、クラフト魔神のいる山形へ向かった少年たち。早速、クラフトと出会って……

前回、「王子から、この鍵を守れ」と言われてたけど、子供たちが来るとアッサリと了解するクラフトさん。
やっぱり、同じ「被害者」なんだな、と言うのがよくわかるシーンだなぁ。
しかも、立場上、表立って渡すことが出来ないから、適当に合わせてくれ、とか、見ていてなんか哀しくなってきた(笑) まぁ、すぐに地が出てしまう辺りは……とも思うが。

ちなみに、研究員さん、カブトムシの採取は夜の方が良いっす(どーでも良い)


で、鍵を手に入れたものの、腕輪を外すにはパスワードが必要。
そのヒントは、「好きな女の子の名前」。地味にむかつく設定だな。
小学生くらいのときって、そういうのが一番、恥ずかしい年頃なのをピンポイントに突いてる。
ちゃんと、各々が好きな子を調べていた、とか、こういうところ「嫌がらせのために手間を惜しまない」性格が良く出ていると思う。
腕輪も2名を除いて外れ、平和な日常に……なるはずはなくて……

Bパートでは、なぜかRPGの世界へ。
リアルRPGで、ランダムに動き続けて、同じことしかしゃべらない人とか、確かに不気味。それ以前に、キャラデザも不気味、とは思う。
と、同時に、『RPGデキール』って、まんま、『RPGツクール』のパクリだな、とかも思う。これも、丁度、この時期に発売になったような……(SFC版は持っていたけど、容量が少なすぎて、途中で作りようがなくなったっけ。この辺りも再現してたら見事だと思う)

なんだかんだ言って、吹っ切れたら楽しくなってきた子どもたち。
絶対、そこにも罠があると思うんだが……
さて、どうなる?

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2011/02/14 (Mon) 21:14
(書評)見えない復讐

著者:石持浅海

見えない復讐見えない復讐
(2010/09)
石持 浅海

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ある事件をきっかけに、大学への復讐を誓った大学院生たち。そのための資金作りのため、ベンチャー企業を立ち上げることにするが、その投資家・小池は、ふとしたきっかけで彼らの目的を見抜いて……
読んでいて、頭の中に常に同著者の『攪乱者』が浮かんでいた。
というのは、「復讐」の迂遠さ、が共通しているから。学部生時代の出来事がきっかけで、彼らは大学に復讐を誓う大学院生たち。ただし、相手が「大学」であるが故、殺すなどではなく、あくまでも潰す。そして、実行のための資金を稼ぐ間、小規模な「嫌がらせ」を行う。
ということで、序盤は、その大学院生たちの行う嫌がらせが描かれる。キャンパスで蝉の死骸を集める目的は? 男3人でベビー服などを買う目的は? など、一見、何が何だかわからないものを復讐の道具として使用して(一応の)論理的な回答へと繋げていく展開が、『攪乱者』そっくりだと感じた。ある意味、動機の弱さとか、あまりにも迂遠なやり方、推論する根拠の弱さとかも含めて、「らしい」と感じた。
もっとも『攪乱者』と異なり、本作の主人公たちは、目的のために死者が出ることを厭わない、という違いがあるが。そういう意味で、やはり「似て非なる物語」ということなのかも知れない。
もっとも、本作の見所は、それ以上に、終盤の展開なのかも知れない。
復讐のための企業立ち上げ……のはずが、やがて、その成功によって、復讐に対して臆病になってしまう院生たち。対して、それを良しとしない出資者。その思惑の衝突と、その結果。極めて皮肉な結末、というのは避けられないものなのだと思う。
この辺りもまた、『攪乱者』との共通点を感じずにはいられなかった。
もっとも、先に書いたように、各謎解きの根拠、動機の弱さなどはどうしても感じてしまうし、また、「無駄なことはしない」という風に言い表されている投資家・小池の終盤の行動も説得力に欠けるように思う。
登場人物に感情移入できない、というのは、ある意味、著者の作品の特徴だと思っているので(苦笑)、あまり気にしていないが、それだけにやや後半の非合理性が気になった。

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2011/02/14 (Mon) 20:21
(書評)琅邪の虎

著者:丸山天寿

琅邪の虎 (講談社ノベルス)琅邪の虎 (講談社ノベルス)
(2010/12/07)
丸山 天寿

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「鬼」事件からしばらく。求盗の希仁は、徐福塾で治療を受けている女児が行方不明となった、ということを知らされる。間もなく、女児は発見されるが、その場に現れた「チョウ鬼」を名乗る女から、「虎が人の姿をして、災いを振りまく」という警告を受ける。そして、実際に神木の下で起こる連続殺人など、次々と事件が起きて……
『琅邪の鬼』の続編に当たる作品。
「鬼」に続いて、今回は「虎」。とは言え、前作の「鬼」は日本のそれとは違い、幽霊とか、そういう意味なのに対し、「虎」は日本のそれと同じ。ただし、500歳を超えた虎は、人に化ける事が出来るようになる、という伝説を用いて、町そのものが疑心暗鬼に苛まれていくなど、始皇帝時代のまだまだ、現在で言えば「迷信」と言われるようなものが行き着いている時代を上手く再現していると感じる。
物語も、前作同様、非常に多彩。
警告の後に起きる連続殺人を始めとして、謎の集団の暗躍に、放火事件、さらには始皇帝が作らせた観光台の崩壊……と次々と事件が起こり休む間もない。しかも、前作よりも、説明文だとかの挿入がスムーズになっていて(キャラクターが既に説明されているから、というのもあると思うが)、非常に読みやすかった。
そして、終盤に来る怒濤の謎解きの迫力も健在。第一作を、さらに研ぎ澄ませたな、という風に感じた。前作同様、多少、謎解きが怒濤過ぎて……と感じないでもないが。
ということで、全般的には満足。ただ、それでも一つ、注文を付けるとすれば、前作の話でどういう形で決着を付けるのか、がわかっているだけに、作中で登場人物達が言う「虎」「人虎」といった辺りが「多分、こうだろう」と予想できる、という点。同じメフィスト賞でデビューした輪渡颯介氏の作品は、シリーズ化したことで怖さが薄れてしまった感がある。それと同じ欠点を本作も持っているように思う。
本作そのものは、面白かった。
ただ、今後もシリーズ化するなら、その辺りの解消が課題になっていくのではないか、ということも同時に思った。

No.2434


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2011/02/13 (Sun) 14:15
(書評)ヴァンダル画廊街の奇跡3

著者:美奈川護

ヴァンダル画廊街の奇跡〈3〉 (電撃文庫)ヴァンダル画廊街の奇跡〈3〉 (電撃文庫)
(2010/11/10)
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世界を相手に混乱を振りまこうとするアンノウン。その目的が、エナの母にある、と見たヴァンダルは、その論文へと向かう。その頃、インターポールのゲティスバーグとカッツェもまた、UMA=アンノウンへと迫る……
シリーズ完結編。
話としては、きれいにまとめたな、という印象。
序盤は、過去と同じく、絵を巡ってエナたち以外の存在の視点を交える物語で展開し、後半は、エナとアンノウン、そして、エナの母親の物語へ。
多分、好みの問題が大きいと思うのだけど、私自身は前半の話が好き。絵画の解説と、それぞれの生き様のリンクとかがあっていて。特に、第2章の話とかは地味だけど、もの凄く良い感じに仕上がっている。
対して、後半は、アンノウンとの対決とかについても、上手くまとまってはいる。
ただ、正直なところ、アンノウンの正体とか、そういったところは、かなり駆け足な上にある程度、想像がつく。もうちょっと頁数を割いても良かったんじゃないか、という風に感じる。それでも、しっかりとまとめられているので、文句はないのだが。
シリーズを通して考えると、1巻の印象は決して「凄い」とか、そういう感じじゃなくて、むしろ、「うーん」というところがあったのだけど、2巻、3巻と著者の力が上がっているな、というのがしっかりと感じられた。先にも書いた絵画についての蘊蓄とか、そういうのは元々良かった。
ただ、いかんせん、全体を通してやや駆け足気味だったのと、あと、イラストはあまり作品にあってない気がする(笑) これは、著者の問題じゃないけど。
これでシリーズ完結、となったわけだけど、次回作も期待したい、と思う。

No.2433

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