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桑田佳祐ただいま!11年ぶり地元ライブ (2/2ページ)

2011.2.20 05:05
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 さすが、千両役者だ。2度目の“復活ステージ”。グレーのスーツに黒のネクタイで正装した桑田が、バラード曲「明日晴れるかな」を歌いながら登場した。

 「ふとした病、食道がんをやりまして。生きたまま茅ケ崎の土を踏むことができました。遅かったら変わり果てた姿になっていたかも、危なかった!」。桑田の本音トークに、客席の女性ファンは目頭を押さえた。

 生まれ育った茅ケ崎市でのライブは、今や伝説となった茅ケ崎公園野球場の2000年8月以来、11年ぶり。市民文化会館が舞台になるのは、1981年7月4日以来、実に30年ぶりだ。

 地元の思い出を歌詞に込めたソロ曲「MY LITTLE HOMETOWN」では、謎の海パン男を従え、地元のみこしが揺れる中、歌い、踊り、文字通りのお祭り騒ぎで凱旋を飾った。

 1日、福岡市のZEPP FUKUOKAで行ったアルバム試聴会“ツアー”の初日にサプライズ出演し、7カ月ぶりにファンの前で生声を披露した。だが、好事魔多し−。帰京後に都内の病院で風邪と診断され、医師と相談の上、大事をとって今月5日から2週間の休養に入った。

 その間は、ラジオのレギュラー番組に収録出演しただけで、全国5カ所で開催された試聴会には姿を見せず。そして迎えた最終日に、滑り込みで間に合わせた。

 冒頭のビデオメッセージでは「またいつか、どこかで会いましょう」と語りかけながら、密かに舞台裏で待機。試聴後に司会者から「偶然この辺りを通りかかった茅ケ崎が生んだ“アソコが若大将”な方がいらっしゃっています」と紹介されるや、ひょうひょうとした表情で登場だ。

 約2万5000通の応募から、抽選で無料招待された1500人の前で4曲を熱唱。福岡公演より1曲多い豪華ラインアップで、完全復活のノロシを上げた。ファンから花束を贈られると、「温かい拍手をいただいて感動しています。また帰ってくるからな」。最後は名残惜しそうに、舞台袖から何度も顔を出した。



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