尼崎・市場火災　南北通路など出火原因調査　

焼けた塚口中央市場を現場検証する捜査員ら＝１９日午前１０時３分、尼崎市塚口町１

　１８日未明に起きた尼崎市塚口町１、塚口中央市場の火災で、尼崎北署や同市消防局などは１９日午前、火元や出火原因などを調べるため、現場検証を始めた。

　午前９時ごろ、同署の捜査員や消防局員ら約５０人が作業を開始。市場中心を通る南北通路があったとみられる部分のがれきを取り除き、土を掘り起こした。また、市場の外周を測ったり、延焼を逃れた周囲の建物の構造を調べたりしていた。

　同消防局によると、検証では、燃えた詳細な面積や建物数、それに伴う損害額なども調べるという。

　１８日午前２時すぎに起こった火災は約９時間にわたって燃えた。空き店舗も含め、約３０店舗ある市場のほか、隣接する民家２棟と店舗３棟を合わせ、延べ約２９００平方メートルを焼いた。

(2011/02/19 14:30)