３７歳米国人記者　ＦＩＦＡ会長選に出馬

　【ロンドン原田公樹】６月１日に行われる国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の会長選に、米国人スポーツジャーナリストのグラント・ウォール氏（３７）が立候補することを１８日、自ら明らかにした。会長選出馬には、４月１日までに最低１協会からの推薦が必要となるが、同氏は「手ごたえはある」と話している。

　ウォール氏は「多くの人がＦＩＦＡに満足していない。誰かがブラッター会長を降ろし、代役に立たないといけない」と宣言。再選を望む現職のブラッター会長の対抗馬に立つことを明らかにした。改革案として「ウィキリークス」式の内部文書の全面公開、事務総長へ女性の起用、ユニホームを脱いだ選手へのイエローカードの撤廃などを挙げている。

　ウォール氏はソーシャル・ネットワーキング・サービスなどでＦＩＦＡ改革案を訴え、世界中の記者や若い世代から多くの支持を得ている。