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【プロ野球】

オープン戦も勝ちまくれ 星野監督が大号令

2011年2月20日 紙面から

キャンプを打ち上げファンに手を振りながら球場を後にする星野監督=沖縄・久米島野球場で

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 楽天の星野仙一監督(64)が19日、オープン戦でも貪欲に勝利を目指す姿勢を明確にした。この日に久米島キャンプを打ち上げ。20日からは巨人とのオープン戦(沖縄セルラースタジアム那覇)を皮切りに沖縄本島を転戦して実戦を積むが、勝ちまくれと号令をかけ、チームにカツを入れていく。

 闘将が語気を強めた。「ベストメンバーでなくても出ているメンバーで勝ちにこだわっていかなければいけない。例えば外野手や三遊間を休ませるとしても、代わりに出たメンバーで勝ちにこだわらないと。勝ち癖をつけるのは当たり前。うちには(オープン戦が)調整なんて言える選手は数人しかいない」。厳しい表情で言い切った。

 昨年は最下位。チームを戦う集団に変え、混戦パ・リーグの優勝争いに殴り込みをかけるには、オープン戦や練習試合といえども調整なんて言ってられない。今から勝ちにこだわり、負け犬根性を一掃させるのだ。

 20日の初実戦の相手が巨人というのも、闘将を余計に燃えさせる。現役時代から打倒巨人を信条に掲げ、中日、阪神の監督時代も宿敵として激しく戦ってきた。まさにもってこいの初舞台。「沖縄でのジャイアンツの初めてのホームゲームにうちを選んでもらい感謝しています。したがって不細工な試合はできない。(巨人は)フルメンバーでくるとうわさされているので、どこまで向かっていけるか、楽しみ」。眼光を光らせ、熱い口調で語った。

 久米島キャンプを「ピッチャーもバッターもほんの少しレベルアップしたかな」と辛めに採点した星野監督は「臆することなく向かっていけるか、だ」とキッパリ。まずは巨人をたたき、2011年、楽天の熱い戦いをスタートさせる。 (後藤慎一)

 

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