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【プロ野球】

沢村もダウンできょう登板回避 Gの洗礼、注目疲れ?

2011年2月20日 紙面から

オープン戦を見守る沢村=サンマリンスタジアム宮崎

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 精神的ストレスがたまりすぎた!? 巨人の沢村拓一投手(22)=中大=が那覇での第2次キャンプ(20〜27日)の期間中に行われるオープン戦、練習試合で1度も先発しないことが19日、分かった。蓄積疲労が原因で、その裏には精神的な疲れもあるとみられる。

 屈強に見える剛腕が、那覇にたどり着く前に悲鳴を上げた。学生史上最速の157キロを売り物にドラフト1位で入団。1月の新人合同自主トレから注目度は全国区。マスコミの取材攻勢にさらされてきた。早実、早大でスター街道を歩んできた日本ハムの斎藤でさえ、この日、ストレスも一因となってダウンした。沢村も、報道対応にはまだ慣れきっていない。連日のようにカメラの前に立ち、コメントを求められ、ファンからサインをねだられる。球界で最も多くのファンを抱える巨人であれば当然ではある。が、沢村に限らず、そんな慣れない環境に置かれれば精神的な疲れを感じてもおかしくはない。

 そうしてため込んだストレスが悪影響を及ぼしたのか、肉体疲労はピークに。加えて首を寝違えるアクシデントにも襲われた。20日に予定していた楽天戦の先発は回避。オリックス、ハンファ、横浜、ヤクルトとの練習試合、オープン戦では先発せず、投げても中継ぎという方針が決まった。

 川口投手総合コーチは「気づかないうちに体にきていたのだと思う」と説明。対して沢村は「寝違えてないし、元気です。練習ペースを落としただけ」と気丈に振る舞った。強気のコメントが出る元気は残っている。オープン戦の先発デビューは早くて3月2日の西武戦(東京ドーム)になる見込み。体調を整えて首脳陣に健在ぶりをアピールしたい。

  (永山陽平)

 

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