乱立が目立つ世界ボクシング協会(WBA)の暫定王座について、日本ボクシングコミッション(JBC)が今後は世界王座として認定しない方針を固めたことが19日、分かった。28日のJBC委員長会議で協議する。世界ボクシング評議会(WBC)については従来通り認める。現在国内に世界暫定王者はいない。
暫定王座は本来、チャンピオンが負傷など正当な理由で防衛戦を長期間行えない場合に限って設ける。だが、タイトル戦の開催で承認料を得るWBAなどの世界統括団体は近年、正規王者が通常に活動していても暫定王座を設置する傾向にあり、一つの階級に複数王者が並立することが常態化している。
(2011年2月19日)
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