セバスチャンPのメモ帳

アイマスMAD作成 http://www.nicovideo.jp/mylist/3826966

3A07製作期間・製作順などについてのとりあえずメモ

5月17日 チーム3人初顔あわせ

顔合わせ、といってもIRCでですが。
この日が実質的な3A07製作開始日。
シナリオの概形は数日の内に出来(初稿は5月末)。
→自分に必要な作業、現時点で可能な作業リストアップ



5月中旬〜6月中旬 モデリング改良・セットアップ、背景の作成

(最初は全キャラでる予定はなかったので、まず最低限必要なキャラのみ改良)
(背景=街角、あずささん部屋、ステージ袖、坂道。
 ひまわり畑は本当に必要かどうか決まってなかったのでその時は保留)
(事務所、会議室、ステージ本体部分はブログで記録していた通り、別のMADで使う目的でずっと前に作っていました 
 実はPのモデリングも、同じ理由で半分くらい出来ていました
 こういった「以前ハンパに作ってお蔵入りになったもの」の存在が非常にありがたかったです)



6月中旬〜10月中旬 アニメ作成

【シーン製作の所要期間・その順番と理由】       だいたいの製作期間

シーン1(ステージ袖 途中でOPPVはさむ)  1週間?
シーン2(事務所)             4週間弱(脳内コンテ1週間、夏休み1週間弱、アニメ2週間)    
シーン3(街角)              1週間強
シーン4(坂道〜Pが倒れるまで)       2週間弱
シーン5(Pがたおれてから病院直前まで)   1週間
シーン6(病院)              2週間
シーン7(あずささん部屋〜ひまわり畑)   2週間 (ドレス・ひまわり畑モデリング含む)
シーン8(律子メール〜あずささん部屋)   OP素材・8・9で計2週間?
シーン9(事務所〜ラストまで) 


アニメの制作順は3→1→4→5→6→7→2→8・9でした。

アニメ中の作業時間は毎日平均5時間くらいでした(仕事から帰って一息ついてから開始。だいたい夜10時から朝3時くらいまで。)。

基本的にはシナリオ順に作ろうと思いましたが、2(事務所)の難易度があまりに高い(人数多く、かつかなり動く)と思われ、後回しにしました(合作中の自分のレベルアップに賭けて)。

8(律子メール〜あずささん部屋)・9(事務所〜ラストまで)はクライマックスなため、気持ち的にどうしても最後にせざるをえませんでした。

3(街角)が一番最初なのは、複数キャラが登場し、かつキャラの動きがそれほど多くないシーンなため、「1シーンのアニメをつくるのにどれくらい時間がいるか」を確認するのに最適だったからです。



10月末は休んだり、サムネ用のカットを作ったりして、
11月上旬〜アップまでは毎日数時間ずつ(日によってむらあり)アニメ修正しました。

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3A07解説 総論的なもの

忘れないうちに「3A07」http://www.nicovideo.jp/watch/sm8893602 についての記録を残しておこうと思います。

以下ネタバレが多いため、未見の方はご注意ください。




最初に書き記しておきたいのは、『この3人でないとこの動画はあり得なかった。3人の内誰か1人でも入れ替わっていたら「3A07」という動画は存在しなかっただろう。』ということです。


既に七夕Pがブログで書いている内容については、まったくその通りなのです。




僕の動画における担当はアニメーションであり、七夕Pのコンテに沿って作っていきました。

七夕Pのコンテは、演出意図はしっかりきっちり伝わり、かつ指定が細かすぎない(例外はカット毎の時間で、これはBGMとシンクロさせるために不可欠な為)という、僕にとっては理想的なコンテでした。

もし細かーーくカメラアングル・人物配置・仕草などが書かれたコンテだと、ただそれをなぞるだけになってしまい、僕のやる気は低下していたと思います。

参考に、シーン4(坂道〜丘の上部分)のコンテ、そしてOP部分の資料を公開します。
http://imasupd.ddo.jp/~imas/cgi-bin/upload.cgi?mode=dl&file=58689
DLkey=cont3a07




RAPのシナリオ・七夕Pのコンテを頭に入れた上で、1カット1カット徹底的にカメラワーク・キャラ配置・小物・演技・表情をこだわりながら作っていきました。

基本的にはシーン全体の最初と終りに詳しい打ち合わせをする、というスタイルを採用。

1カット1カットで「こんな感じでどうか?」と打ち合わせするのが理想なのは分かっていたんですが、それをしだすと本気で1年あっても全然足りなかったためです。
(ちょっとした話し合いでもいつの間にか朝チュン、ということが日常だったので、1カット毎に話し合ったら本当に1日1カットしか仕上がらないかも、という心配がありました)

基本的にはシーン全体のアニメが出来たら一気にFTPにアップロードし、見てもらう、という感じです。

「出来上がってからのお楽しみ」スタイル。失敗すれば取り返しがつかない!

(「さすがにこれを無断でやるのはどうか…」と思ったときは臨機応変に打ち合わせしましたが)


今から振り返ると、RAPも七夕Pも、よくこんなスタイルを許してくれたものだ、ありえん、と思います。ありがたい、とも思います。
その分、シナリオ・コンテを徹底的に読みこみ、質の高いアニメを作る努力をしました。


そのようにしてFTPにアップされた僕のアニメに、さらに七夕Pがこだわりの色調補正・エフェクトの追加を行い、RAPが『どこから探してきたの!?』というようなピッタリの音響を加え、最高の映像に仕上げられました。

*シーン2(事務所)とシーン6(病院)は、自分にとって前から表現してみたかった『複数のキャラがいろんな思いを抱きながら平行してくりひろげる人間模様』なシチュエーションだったので、コンテレベルで任せてもらいました(シーン2は七夕Pコンテなし、シーン6は七夕Pコンテから大きく変更…許してつかあさい!)。本当に感謝します…
その分他のシーンは七夕Pの演出意図に沿うことに徹底でき(もちろんそれはそれで違った楽しさがある)、気持ち的にもバランスが保てたんじゃないかと思います。




【RAPと七夕Pについて】

RAP

シナリオの構成が上手いのは言うまでもないですが、その上仕事が早いです。
シナリオについての提案をすると、その日の内に新しいバージョンのシナリオを作ります。
しかも、単に提案をそのまま入れるのでなく、RAP色にかえた上で、です。
頭の回転の速さ・柔軟さを兼ね備え、人当たりも良く、文句なくチームのリーダーでした。
敢えて悪く言うなら「人を乗せるのが上手い」w。最大限悪く言ってこんな感じでしょうか。

なんで3分しか作るつもりが無かったアニメを、15分も作ることになってしまったのか… 別に弱みを握られていたとかではないんだぜ。

かなり要望に柔軟に応えてくれるのですが、それは妥協というより「先を見通して優先順位をつけ、それに従っている」という印象を受けました。
IRCのログを振り返ってみても、最初の話し合いと今とで軸がブレていないです。
結局は全てRAPの望みどおりになった気がします。恐ろしや…



音響はほぼ100%RAPで、七夕P・僕はそれに違和感を感じた時に意見を言うのみでした。
特にシーン2(事務所)はこだわりがあったので細かい指摘をさせてもらったのですが、完璧に応えてもらえました。

あと、事務所や街角・坂の部分のBGMに対して、最初僕のイメージと違ったので色々言ってしまったのですが、何度も聞いているうちに「これ以外はありえない」と思うようになりました。
実際動画上の米を読んで「RAPが選んだBGMで正解だったなあ」と反省中です。
本当に僕の第一印象はあてにならん。あてにならんことだけは信じられる。






七夕P

僕と同じくらいこだわりぬいて動画をつくり、かつ僕より大人です。
たぶん僕に腹が立ったことは何度もあると思うんですが、、辛抱強く対話してくれました。

また非常に鋭い観察眼を持っていて、肌の色など、初期に何度も自作モデルの問題点を指摘してもらい、改良することができました。
あずささんの頬が細い、という指摘をもらったのに「えー、そうかな… これでいいと思うんだけどな…」とそのままにしていたら、全動画の半分くらい作った時点でそれが正しかったことに気付き、目立つ数十カットの修正を余儀なくされました。素直に聞いておけば…orz。 10月末のβ版では、今より残念なあずささんのショットがたくさんあります。



『出来上がったアニメを隙無く美しく見せる』ことは100%七夕Pの担当でした。
例えば事務所で「トゥーンレンダなのにこの光はありえないくらい綺麗」のような米がありましたが、七夕Pの加工によるものです。僕は極力シンプルに出力しました。
ステージの熱気、ステージ袖の薄暗さ、事務所や街角のシチュエーションにあわせた自然な光、坂道の幻想的な雰囲気・丘の上の夕日、ひまわり畑の黄色と空の青のコントラスト…、すべて七夕Pのおかげです。

動画とは別に出力しておいた深度情報ファイルを元に被写界深度(画面上ピントが合う範囲)をAE上で調整し、見栄えをよくしたのも七夕Pです。(XSI上でも可能ですが、レンダリングが余計にかかるし、境界があまり綺麗でない。個人的には特に背景のポリゴン・テクスチャの粗を隠してくれるので大歓喜でした)

画面の時間帯・気候を自由に操ってもらえるので、僕はXSIでの作業段階で光の量や色を調整する必要はありませんでした。これまでの僕の動画を見てもらえればすぐ分かると思うんですが、色彩センスが皆無なので、七夕Pの存在は凄く頼もしかったです。
僕はたまに「被写界深度が浅くてサブキャラの表情が読み取れなくなっている」「編集でカットされて演技の繋ぎがわかりにくくなる」等の意見を言うくらいでしたが、それもほとんど必要ありませんでした。


七夕Pによる劇的before & afterをお見せします。

左が僕がFTPにアップしたアニメ(800×340、無圧縮avi+深度情報付きでFTPにアップしていました)
右が七夕P加工後(画像はアップ用mp4からキャプチャ。本当は800×600のマスター版からキャプれた方がより発色が良いのですが)
是非クリックして大きい画像で見比べていただければ、と思います。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3



ちなみに深度情報ファイルはこんな感じの、白黒でカメラからの距離を表すものです。
イメージ 4





シーンごとの「あれはどうやって作った」みたいな枝葉的なことについては後日、これまでの動画通りだらだら説明する予定です。

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テクニカル?なことについての、取り敢えず短いメモ【3A07ネタバレ若干あり】

シネ☆MAD3rd 【アイドルマスター】3A07 〜Memories are here〜 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8893602
多くの方に観ていただき、心から感謝しっぱなしです!

少し落ち着いてきたので、忘れないうちに合作についての覚え書きを進めていこうと思います。


とりあえずテクニカル(というほどのものではない)なことにかんするメモ。


モーション;すべて手付け(それ以外の何者にも見えないと思いますが一応)。

半分は完全脳内モーション、もう半分は自分撮りデジカメを参考に手付け・調整(「小鳥さんの妄想はきれいな妄想」で使った方法。)



小物のアニメーション:小鳥さん・律子・春香の髪のみ、XSIのデフォルトのtailを使っています。
ほかの小物(他のキャラの髪・タオル・コップの水・樹木・ひまわり・ドレス・涙・トランプetc…)はすべて手付け(多くはモーフィングによる)です。ちなみにおっぱいも今回は手付けですが、ごく限られたカットでしか揺らせませんでした。
シーン毎の説明をするとき、出来れば詳しく書きたいです。

いわゆる物理演算は、膨大なカットがあるこの動画では調整に時間がかかると思いあきらめました。というよりまだ十分使いこなせません。

現時点では手付けの方が早いという結論です(高機能の物理演算が何種類も用意されているのに使いこなせないのは残念ですが!)。

衝突判定があるようにみえる部分は、単にそうやってモーフィングさせているだけです。

また、坂のシーンのハラハラ落ちる落ち葉・坂の上の雨・病院の雨は七夕Pによるエフェクトです。


髪にメタリックなテカテカ感があるのは、半分技術不足、半分好みです。「直したい!」と思った時が直し時だと思うので、保留中。

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シネ☆MAD合作「3A07」明日夜公開します!

3DCGによるアニメパート+PVパートによる、約22分の動画になります。

単体CM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8826553
多くの人に観ていただきうれしいです。七夕Pによる加工編集で、シンクロが超気持ち良いことになってます。多分再生数の5%くらいは僕なんじゃないかと思っています、真剣に。
RAPにより如何なる物語が展開されるか、は本編でのお楽しみですが、ただごとでない雰囲気が伝わってくるのでは…




「全員分のモデルがある」ことに驚いているコメントが多かったですが、無論自作モデルです。
これについてはこのブログで昨年後半から過程を記録してきたので、ずっと見ていただいている方にとっては「ああん!?やっと動画でつかうのね。事務所とかも無駄にならなくてよかったね!」くらいだと思います。

「箱版のキャラを再現する」ことは時間がかかるものでしたが、だいたいの全員モデルは昨年ほとんど出来上がっていたので、合作の極早期にさらに改善するだけですみました。
(より再現度を高める、というのは勿論でしたが、箱モデリングそのもの、ではなく、箱モデリングが目指したもの、を意識して改善しました。「箱のモデリングが独特で可愛く見える理由」を考えながら改善した、とも言い換えられます。)

むしろ、より快適に動かす為のセットアップに時間を費やしました…


いずれにせよ、「モデリングの再現」はこの動画のスタート地点でしかなかったです。


実際に765プロのみんながどう動いて、どんな感情を示したか、をじっくり観てもらえれば、これ以上の喜びはありません。




「ニコマスから始めた3Dでも、こういう動画はつくれるんだ!」ということを示したいです。
【RAPがとことん煮詰めたシナリオ、そして七夕Pの美的感覚で極限まで美しくされた映像】、に依る要素はすっごくすっごく大きいですが!



「1人でも多くの人に観てもらいたい」、心の底からそう思える動画が出来ました。

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待つには長いけど手直しするには短いこの時間

シネ☆MAD3
http://cinemad3.com/index.html
に参加しています。
参加者紹介
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8739737
セカンドトレイラー
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8816135


RAP・七夕Pとの3人でチームを組み、『3A07』というタイトルの動画を制作しました。




CMでは、編集:七夕P シナリオ:RAP デザイン:僕 となっていますが、実際はそこまでかっちりした役割分担はありません。
各々の不可侵な領域があるのは勿論ですが、互いに「ここまでしていいの!?」というくらいラインを踏み越えながら練りあげた動画です。






今回は完成から公開まで期間が開いたため、いったん力尽きた後に回復する余裕がありました。

短くない動画ですが、「なるべく多くの人に」「繰り返し」観てもらえるよう、今もクオリティアップ中です。

イメージ 1

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開設日: 2008/1/15(火)

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