冬季アジア大会：１７年開催地に札幌が立候補

　札幌市は１８日、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）に１７年冬季アジア大会の開催地として立候補することを正式に届け出た。その後のＪＯＣ理事会で、同市を国内候補都市としてアジア・オリンピック評議会（ＯＣＡ）に申請することが承認された。開催地は、３１日にカザフスタンで開かれるＯＣＡの理事会で決定する。

　１７年大会については、ＪＯＣがＯＣＡから日本開催を要望されており、他に候補都市もないことから、札幌市での開催が事実上決まった。施設上の問題から、一部の競技は北海道帯広市で行われる予定。この日は、上田文雄市長の代理で堀川政司・同市総務局東京事務所長が、立候補の書面をＪＯＣの竹田恒和会長に手渡した。堀川所長は「スポーツの振興に大きく貢献でき、これを機にアジアに北海道、札幌を知ってもらえる」と立候補の理由を語った。【平本泰章】