2011年1月17日 9時35分
サッカーのアジアカップは大会第10日の16日、既に1次リーグ敗退が決まっていたクウェートを危なげなく降したカタールが、1次リーグ突破を決めた。
序盤に畳み掛けた。前半11分、右CKからの攻撃をつなぎ、最後は左クロスを主将のビラルが頭で押し込んで先制。同16分には厚みのある攻めから、こぼれ球を拾ったサイドが右足で決めた。その後はゆったりとしたペースでクウェートの攻めをいなし、途中出場のファビオセサルが後半41分に直接FKを左足で決め、だめ押しした。
開幕戦でウズベキスタンに完敗し、開催国の早期敗退も考えられただけに、立て直しての2連勝に歓喜した観客で競技場は沸いた。メツ監督は「この勝利をカタール関係者すべてにささげたい」と喜びに浸った。【江連能弘】