2011年1月16日 20時25分 更新:1月17日 8時48分
菅直人首相は16日、菅再改造内閣の全閣僚と民主党役員らを公邸に集め、次期通常国会に向けた勉強会を開いた。首相は「江田さん(五月法相)が『内閣が崖っぷち』と言ったが、内閣以上に日本が崖っぷちにある。元気のいい日本に立て直すスタートの年にしてほしい」とあいさつ。ねじれ国会については「与党も法案や予算に責任があるが、野党も拒否権を持っている。拒否権を使うなら、国民に責任を負わねばならない」と野党に協力を求めた。
官房長官を退任したばかりの仙谷由人代表代行は「今度は与党として内閣をどうフォローアップできるかが自分の仕事だ」と抱負を述べたほか、与謝野馨経済財政担当相は同じ選挙区(衆院東京1区)の海江田万里経済産業相を前に「人生はまったく予測不可能だと感じる。海江田大臣とこうやって同じ席で国のことを語るとは思わなかった」と語った。【青木純】