センター試験:全日程終了 繰り下げ措置5630人

2011年1月16日 20時11分 更新:1月16日 22時23分

 大学入試センター試験は2日目の16日、理科と数学の試験が全国706会場で実施され、全日程を終了した。

 大学入試センターによると、北海道、茨城、新潟、長野、愛知、岐阜、三重、鳥取の8道県の17大学20会場で、雪や列車故障のため受験者が試験開始に間に合わず、理科と数学の最初の試験対象者の開始時間を15分~1時間遅らせた。繰り下げ措置を受けた受験生は計5630人で、数千人規模の対象者が出たのは新潟や長野県で大雪が降った95年以来、16年ぶりという。

 特に新潟県立看護大、上越教育大、信州大(教育学部、工学部)、清泉女学院大、鈴鹿国際大、鈴鹿医療科学大、三重大、鳥取大(工学部、共通教育棟)の10会場は、多数の受験者が間に合わなかったため、会場全体で開始時間を遅らせた。また16日午後5時25分ごろ、理科の試験中だった愛知県立芸術大の千種高校試験場の全室で、照明が1分40秒間消えたが、大きな混乱はなかった。この時間帯に地域一帯が停電したという。

 平均点の中間発表は19日、公民などの科目間で平均点に大きな差が出た場合の得点調整の有無は21日に発表する予定。病気などで受験できなかった志願者に対する追試験は22、23両日に実施する。【篠原成行】

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