2010年12月22日 16時47分 更新:12月22日 20時35分
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像流出事件で、警視庁捜査1課は22日、第5管区海上保安本部の神戸海上保安部に所属する海上保安官、一色正春・主任航海士(43)を国家公務員法(守秘義務)違反容疑で東京地検に書類送検した。一色航海士が職務上知り得た秘密を漏らしたと判断した。海上保安庁は同日、一色航海士を停職処分とする方針。東京地検は年明けに処分を決めるとみられる。
送検容疑は、10月中旬、乗船していた巡視艇「うらなみ」の共用パソコンからUSBメモリーで映像を持ち出し、11月4日午後9時ごろ、神戸市内の漫画喫茶から動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿し、誰でも見られる状態にしたとしている。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】