日本航空(JAL)の国内線のジャンボジェット、ボーイング747-400Dがラストフライトツアーのため、羽田空港(東京都大田区)を19日朝、離陸した。同社のジャンボジェット機は国際線も含め、3月1日に全てが引退する予定になっている。
「最後に」の思いをこめて名付けられたJAL3152便は乗客448人を乗せて午前7時前に羽田空港を離陸。右主翼に朝日を受けながら、北海道の新千歳空港に向かった。機内では、2階席を中心にツアー参加者が機体の部品や客室乗務員たちの表情をカメラやビデオカメラにおさめ、名残を惜しんだ。新千歳空港に到着すると乗客からは拍手が起きた。
ツアー客を乗せた同機は午前11時半に新千歳空港から沖縄県の那覇空港に向かい、20日午後、羽田空港に戻って役割を終える。【米田堅持】
2011年2月19日