地震:小笠原で震度4 西日本各地に津波到達

2010年12月22日 2時31分 更新:12月22日 7時48分

 22日午前2時20分ごろ、小笠原諸島・父島近海を震源とする地震があり、父島や母島で震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.4と推定される。

 気象庁は午前2時29分に小笠原諸島に津波警報、伊豆諸島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、徳島県、高知県、宮崎県、種子島・屋久島地方、奄美諸島・トカラ列島に津波注意報を出した。小笠原諸島の津波警報は午前3時58分に津波注意報に切り替わった。

 津波は小笠原諸島の父島二見で午前2時44分に第一波が、3時11分に30センチの最大波が観測された。伊豆諸島八丈島の八重根では午前5時32分に60センチの最大波が観測された。そのほか三重県尾鷲市、和歌山県那智勝浦町や串本町、高知県土佐清水市、鹿児島県の種子島や奄美大島など各地で10~20センチの最大波が観測された。

 津波注意報が出た地域では高いところで50センチ程度の津波が予想されるため十分な注意が必要。

 気象庁は同7時20分、津波注意報をすべて解除した。

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