2月になってもとにかく忙しい。恵比寿教室に新しいフロアーを確保し、現在、内装工事中。何とか3月までには間に合うだろう。

4月からは、そのフロアーで、いろいろと新しい試みをしていきたい。昨年の算数に続き、今年度は、英語を取り入れていく予定だ。これも、従来からの夢であり、ようやくそこにこぎつけそうだ。今の受験英語はネイティブでも点数が取れないと言う。ところが、その難しい受験英語ができるようになっても、原書も読めなければ英作文もできないという始末。国語よりも、はっきりとそのマイナス面は分かりやすい。中3くらいになると原書が読めてくる。どんどん読んでいこう。

教育とか、学習から「受験」という枠組みを取り払ってみよう。すると、驚くくらいに自由で有益な授業とカリキュラムが組める。そして、生徒に取っては、その方がずっと楽しく、面白く、結局は将来役立つ学力につながるのである。その学力が受験につながるかどうかはどうでもよいと腹を決めるべき。おかしいのは、小学校の6年生で何かが決められるということであり、それを決めるあのようなテストの方であり、日本中が罹っているテスト病というやつだ。それくらい強い、そしてまともな見識を持っていないと、子どもがつぶされかねない今の受験塾のありようは、この20年来変わりもしない。

今年の受験生で、6年生になってきっぱり進学塾をやめ、算数の個人塾に通いながら自宅でゆっくりと読書三昧をしていた生徒がいた。みごとに桜修館に合格した。