豊田氏が無所属で出馬表明 副市長の辞表提出、19日会見 |
'11/2/15 |
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任期満了に伴う4月10日投開票の広島市長選に、前副市長の豊田麻子氏(44)が14日、無所属で立候補することを表明した。豊田氏はこの日、副市長の辞表を提出し受理された後、市役所で記者団に「この2年半で広島市を大好きになった。市民と一緒に働きたい」と述べた。
豊田氏は「市民から立候補要請を受け、後押しされた」と決断の理由を説明。具体的な政策や広島五輪構想など懸案への対応については19日に記者会見して明らかにするとした。出身の総務省は15日に退職する予定。
豊田氏は旧郵政省に入り、総務省総合通信基盤局国際協力調査官などを経て2008年7月に市初の女性副市長に就任。市民グループや一部の市議が立候補を要請していた。
豊田氏は政党、団体の公認や推薦は受けない考えを示した。一方でこの日、民主党広島県連の支援団体である連合広島の伊丹幸男会長と面会。応援を要請した。
市長選にはこれまでに、元市議の大原邦夫氏(61)、市民団体代表の呉羽山人氏(60)、市議の桑田恭子氏(49)、建築コンサルタントの田中正之氏(51)、厚生労働省中央労働委員会元事務局長の松井一実氏(58)の5新人がいずれも無所属で立候補する意向を示している。(広島市長選取材班)
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