小向美奈子さまがフィリピンに逃亡なされております。
再びの「覚醒剤」の容疑がかけられております。
ストリッパーとして所属していたロック座からは
昨年の十二月に「体調管理がなっていない」
ことを理由にクビになっていたそうでございます。
クビにしたロック座側に
「覚醒剤」に手を染めて当局の捜査の手が延びている、
とのタレ込みがあったからでしょうか。
小向美奈子さまがこのロック座からストリッパーとして
デビューした頃から、再び「覚醒剤」に手を出してしまい、
今日のようなことになるのではないか、と懸念しておりました。
かねてからロック座の踊り子さん自体に
この「覚醒剤」の疑惑はつきまとっていたからでございます。
ロック座のオーナーの斎藤ママのご子息もこの「覚醒剤」では
当局にお世話になった過去を持つ張本人でございます。
専属女優だったあるAV女優さんが、
手前どもから離れてしばらくこのロック座に専属して所属し、
全国のストリップ劇場の舞台に乗っていたことがございました。
彼女と久しぶりに再会して仕事を一緒にする機会がありました。
比較的ヤセ型のタイプの女の娘でしたが再会したときは
以前よりヤセて一廻り小さくなっていました。
それは異常なヤセ方に思われました。
何かヘンな薬をやっているに違いない、と直感しました。
しかし直感であっても証拠は何もありません。
一泊で撮影に行った旅先のホテルで深夜、彼女の部屋を訪ねました。
こうした場合、オ○ンコをやる為に女優さんの部屋に行くというのが
手前どもの業界での監督という立場の人間のとるべき
一般的行状でございますが、このときは違いました。
よからぬ薬を体に入れている「証拠」を見つけ出す為に
訪ねたのでございます。
彼女はドアをノックする手前どもの姿を確認すると、
ニコヤカに室内に招き入れました。彼女の顔には
「やっぱり来たんですね、オ○ンコをやりに、監督さんたら・・・」
と描いてありました。
それ以前に彼女のAV作品は何本か撮っておりました。
当然作品の中で彼女との肉体関係はありました。
彼女にとって深夜かつて肉体関係があった監督の立場の男が
秘そかに自分の室を訪ねてくる行為、というのは迷惑ではなく
充分にプライドを満足させてくれるものでした。
この変の業界事情は詳しく書くことがなくても、
分かる方には分かっていただける筈でございます。
手前どもの所属するAV業界というところは
社会ではパワハラ、セクハラとして叫弾されることでも、
大人の事情で歓迎されることがあるということでございます。
一般社会とは違った欲望と損得勘定が渦巻くエロ稼業の世界でございます。
ベットの上に腰をおろすと、
彼女もまた傍に来て並んで腰をかけました。
「何の用事なんですか監督さん」
などの野暮なことを彼女はクチに出しません。
ネットリとした目で手前どもを見つめてきました。
その眼は「コンドームをつけなくってもいいですから、
その変わり中には出さないで下さいね」あるいは
「最初はおしゃぶりをする?」と書いてありました。
シャワーを浴びた後なのでしょう。
濡れた髪からリンスの甘い香りが漂い鼻先をくすぐります。
彼女が頭を肩にもたせかけようとして体をコチラにかしげてきました。
「やってるのか」と訊きました。
声にはドスをきかせてありました。
勘の鋭い娘です。
「やってるのか」を「オナニー」や「他の男とのオ○ンコ」
と解釈することはありませんでした。
ハッとしたようになって体を急に堅くして腰を浮かせ、
30センチほど体を離しました。
「やってるんだろう、分かってるんだよ」と、たたみかけました。
「何をですか」ととぼけるような娘ではありません。
根は素直で純心な娘です。黙って下をむいています。
「調べさせてもらうから」と言って彼女の体をベットの上に倒しました。
パンティに手をかけてズルリとひき剥いで、大きな股を左右に開ける、
というのがこうした場面でのAVの常道です。
しかし状況はそうしたセオリーを許していません。
「覚醒剤」に侵されている「踊り娘」が注射を射つ部位は
足の指と指の間、と相場は決まっています。
小向美奈子さまがストリップの舞台に立って全裸をさらすことは、
覚醒剤の注射の跡がないことを証明し続けることになる、
との解説がありましたが「嘘」でございます。
覚醒剤に侵された「踊り子」は足の指の間に注射器の針を刺して
「針の傷跡」を隠し平気で踊っているのです。
案の定彼女の足の親指と隣の指の間に針跡と思われる傷を見つけました。
両足の親指の指の間にそれはありました。
針の跡は小さなオデキのように盛り上がり堅くなっています。
相当の回数、針を刺していたことが窺えます。
「全部見せてもらうよ」といって腰を上げました。
ことわるまでもないことですが、この場合の「全部見せてもらうよ」は
「アナル」ではなく室の中にある彼女のバックの中身のことでございます。
テーブルの上に置いてあった彼女のハンドバックを開いて、
中のものを全てテーブルの上にブチ散けました。
財布や手帳や化粧品にまじって注射器が2本出てきました。
小さく折りたたんだ500円玉大の銀色の包紙も一つありました。
銀紙の包みを開けてみると中に米粒大の覚醒剤が
6、7カケラ入っていました。
注射器を床の上に落とし靴のカカトで踏みつけて潰しました。
覚醒剤のカケラは全部トイレに入って流しました。
彼女のもとへ戻るとベットの上に横になったまま、
体を揺らして泣いていました。
シーツの上が彼女の涙で濡れています。
彼女を抱き起こして向き合いました。
「俺の顔を見ろ」といって彼女のアゴの下をつかんで顔を上げさせました。
子供のように手放しで泣きながら彼女はこちらを見つめてきました。
彼女と最初に会ったのは3年前の服装の専門学校生のときでした。
まだ19歳でした。あどけなかったあの頃の彼女が蘇えってきました。
彼女は最初からAVに出演するつもりでやって来たのではありませんでした。
AVに友達が出演する、というのでその付き添いでやって来たのです。
鈴木保奈美のような顔に色白な肌、
日本人離れしたスラリとしたプロポーション、
0.5秒で気に入りました。
しかし彼女を完全にクドき落とすまでに
それから半年近く時間がかかりました。
通っていた服装の専門学校を卒業してから考えたい、
との彼女の意向をくんだからです。
「いいかよく聞けよ、今日は見逃してやるけど、
今度やったら絶対に警察に通報してお前さんを捕まえてもらうからな。
ただ今日見逃してやるには条件がある、
お前さんが俺に出した条件を飲むんだったら
今日のことは誰にも話さない、警察にも言わない、ということだ。
監督は確に警察に何度も捕まっている、
だから警察を敵だと思ってるから警察に通報しないはず、
と舐めて考えているんだったら大間違いだよ、
何度も警察に捕まった分だけ警察には沢山の知り合いがいる。
いまここで電話をしてお前さんのことを相談したら、
よし分かった、といってここまでかけつけてくる
仲の良いお巡りさんはいくらでもいるんだ。
いいか甘く考えるなよ、
監督が出した条件を飲んで約束したら、必ず守れよ」と言い渡しました。
彼女は幼い少女のような表情を見せてコックリとうなずきました。
条件とは「中出しをさせろ」
といったことで無いことは言うまでもありません。
「今後一週間に一度必ず事務所にやって来て確認させる」という約束でした。
どこを、足の親指の間を、です。
翌日、前夜のことが何も無かったかのように、
彼女は出演場面をこなして無事撮影が終了しました。
一週間後約束した日に彼女は現われませんでした。
それ以後彼女は行方不明となりました。
五年ほど経った頃でした。突然彼女から電話がかかってきました。
「監督、ワタシ、分かります。
今、ワタシね、栃木県の〇○の精神病院に入っているの、
治ったんだけど、大丈夫だって言うのに
病院の人がここから出してくれないのよ。
監督のビデオに出てもう一度お仕事をしたいな。
監督、ここに来てワタシの保証人になってこの病院から出してよ。
完全に治っているのに、病院の人って、信用してくれないのよ。
お願い、監督迎えに来て・・・」
病院の管理体制がどうなっているのかは不明でしたが、
それから四、五回ほどたて続けに彼女から電話がかかってきました。
「病院の先生から完治しました、という証明書を出してもらったら、
いつでも迎えに行ってあげるから、それまで頑張って早く治しなさい」
とそのつど取りなしていましたら、
そのうち電話がかかってこなくなりました。
覚醒剤に狂った彼女が何をしでかして「病院送り」になったかは知りません。
ただ5、6年の間にまともだった人間を廃人にして狂わせてしまった
「覚醒剤」の恐ろしさを感じて心が凍りました。
このたびの小向美奈子さまの件でお父さまが
TVのカメラの前に立ってインタビューに答えられていました。
成人して一人前の大人の娘のやったことです。
何用あって父親がTVカメラの前に立って
会見をする必要があったのでしょうか。
醜い、と思いました。
お父さまのことではありません。
「人の不幸は蜜の味」と、世間知らずのお父さんを
TVカメラの前に連れて来て、サラシモノにした人間のことでございます。
お父さまが会見されている後のボードのところに
モッツ出版なるロゴが見てとれました。
モッツ出版は例の「毛の商人」を自称する
高須基仁氏が経営する出版社でございます。
仕掛け人は高須基仁氏でした。
いかなる「正義」から氏は小向美奈子さまのお父さまを
TVカメラの前に連れ出して来て
「見せモノ興行」を行なったのでありましょうか。
氏は先頃同じ覚醒剤の罪で逮捕された田代まさしの件で
月刊誌「創」社の篠田氏を「覚醒剤常習者の田代まさしを商売に利用した」
と激烈に批判されていました。
その舌の根が乾かぬうちに
ご自身が「お父さん」を利用なされたのでございます。
「目クソ鼻クソを笑う」といいますがジャーナリストと称する人間は
どんなことでも理屈をつけて自己正当化する天才、でございます。
このたびの「お父さん」利用に関しても
高須氏にはなにやら高尚な「理屈」があるのでございましょう。
しかしお前さんはそこまでやっても銭儲けをしたいのか、
とヘドが出る思いでございます。
利用するものはすべて利用する、
という氏のアサマシさと生命力には驚嘆するところもございますが、
このたびの「お父さま」利用は
許されざる「暴挙」といってもいいものでございます。
高須氏は初対面の相手でもあたかも数十年来の友のように
「兄弟」呼ばわりするハッタリ屋、でございます。
全共闘上がりを名のっていますが性根は小心者なのでしょう。
氏は新宿ロフトでのイベントを定期的に開催しています。
そのイベントの開演前には決まって
氏が過去その新宿ロフトでくりひろげた武闘シーンが流されております。
以前新宿ロフトで氏と共演したとき
「世の中にはキチガイがいるから武闘派などと気取っていると、
とんでもないトラブルに巻き込まれかねないから、
ああした武闘シーンを看板に使うのはやめた方がいい」と忠告しました。
世間からは破廉恥漢と見られがちな氏ですが、
その実は人情味溢れた熱い人物であることを知っていましたから、
心から心配して忠告をしたのでした。
なんとか連合の伊藤リオン被告じゃありませんが、
軽々しく暴力を標榜する人生を送っていると、
一歩間違えれば取り返しのつかないことになる、からでございます。
自分はそんなつもりで暴力を振るったつもりではないのに、
あたり所が悪くて相手が死んでしまった、
という不幸事件は世の中にいくらでもあるのでございます。
このところの「殺人」に関する刑は、厳罪化の傾向がございます。
塀の外の社会では「無期」になったとしても
およそ15年から20年で仮釈放されると考えられているようですが、
とんでもない誤解です。
15年から20年どころか、
現実に仮釈放を受けるには30年から35年かかっています。
それでも仮釈を貰える人はほんのわずかです。
2007年の集計では、
全国無期受刑者1670名のうち、仮釈となった者はたった3名でした。
3名の服役年数は31年10ヶ月でした。
毎年3名ずつ無期懲役囚が仮釈をもらえると仮定して
35年で約105名の人間が仮釈を貰える計算になります。
全国の無期受刑者1670名のうち35年頑張れば
105名は仮釈で生きてシャバに出ることができるのでありますが、
パーセントでいえば6%です。
あとの94%の人間は無期懲役の刑の宣告をうけると、
そのまま生涯獄中で過ごさなければならない運命なのです。
そうした昨今の刑の厳罪化の事情を知るにつけ、
暴力を振るうことが男らしさの表現であるがごとき
錯覚を持たれる人々を憂えるのでございます。
テレビ各局にあっても「見識」が問われております。
そそのかされてTVカメラの前に立った犯罪者の無知な父親の哀れな姿を
テレビにさらして、何も感じることがないのでありましょうか。
問われるのは「人間の心」の問題でございます。
不幸な目にあっている人たちを見て
「もし、自分がそんなヒドイ目に会ったら」
と思うと人ごとに思えず、お気の毒にと同情します。
過日高校生の愚息が足の指を骨折して
一ヶ月近く松葉杖生活を送る始末になりました。
学校に通う満員電車や電車の乗り降りと駅の階段の昇り降りと、
重いカバンを肩にかけての松葉杖での学校通いの道中は難儀でした。
しかし多くの心ある人達に助けられて
無事松葉杖を使うことがなくなるまでの
一ヶ月を過ごすことができました。
息子の通学の電車に合わせて途中の駅から電車に同乗し
変わりにカバンを持って助けてくれた何人かの友人がいました。
また友達と別れての帰宅する駅の階段の昇り降りや電車の中で、
席を譲って下さったり、カバンを持って階段を一緒に昇り降りして
ご協力して下さった見ず知らずの親切な人達との出会いがあったことを
息子から知らされました。
「世の中には本当に優しい人達が多いんだね」
息子は自分が傷ついたことで結果、多くのことを学んだ様子でした。
手前ども親にとっても息子に優しさをかけて下さった皆さまに、
出来ることなら直接お会いして心からお礼を申し上げたい気持ち、
でいっぱいになりました。我が女房ドノなども
息子からの「報告」をうけて「鬼の目にも涙」となっていました。
それ以来、松葉杖をついて歩かれたり車イスで移動されたりしている
傷害の方々を見るたびに、何かお力になれることはないかと、
おせっかいにも近づいて行って様子を拝見させていただいたりしております。
人間は優しくされることでその「ありがたみ」を感じ、
人にも優しくできるようになる、ものでございます。
この世は人間が繋がっている社会で、
どう考えても自分一人の幸福は無いことは頭で分かっていても、
実際に人の情を受けてみなければ悲しいかな他者に対する思いやり、
といったものは持てないものでございます。
小学生の高学年の頃、母親と一緒に街に出かけたときに
当時はまだ世の中にいた「乞食」と出会ったことがあります。
乞食は若い男でした。母親はその髪を女のように長く背中までのばして
ボロボロの服を着た若い「乞食」の男に寄って行きバックの中から
持っていた飴玉を四ッ五ッ男に差し出して「喰べな」と言いました。
「乞食」の青年は母親の手の平の飴玉を全部手の中に握ると、
その中の1つを口に入れました。「ムチャムチャ」と
噛みくだく音をたてながら乞食の青年は黙って立ち去って行きました。
子供心に母親の勇気に驚きました。
一歩間違えれば何をされるか分からない人間によく飴玉を差し出したものだ、
と母親の優しさより、その度胸に感心しました。
母親は80歳をすぎて足の自由がきかなくなるころまで
故郷の町の「民謡踊り保存会」の会長の役にありました。
実力や人望というより、出しゃばりでお節介の性格から
そうした立場に就いていたのでしょう。
20年近くに渡って毎月一回は地方の養護施設や老人ホーム、刑務所等の
慰問訪問活動を会に所属する会員の有志を引きつれて行なっておりました。
それは慰問といっても多分に自己満足といった嫌いがあったように
見受けられましたが、それでも慰問活動は好評のようで
地区を超えて遠く県内のあちらこちらに出かけて行くことも
珍しくありませんでした。
ある老人ホームでの出来事です。
母親の慰問団と久しぶりの再会を果たした老人の中に
「いつもありがとうございます。お礼に少ないんですがこれをどうぞ」
とフトコロから大事そうに紙に包んだものを母親に差し出す方がいました。
なにか知らん、と思って、紙を開いて中を見ましたら
その女性が今朝方出したと思われるクソが
玉子状に丸くまるめられて3、4個入っていたのであります。
老人に悪気があってのことではありません。
老人はボケが進んでそれが糞であるかどうかの判断が
つかなくなっていたのでした。
母親は
「あら、おいしそうだこと、本当にありがとうございます。
早速家に帰って家族皆んなでいただきます」
と丁寧にお礼を言って自らの和服のタモトに入れました。
すると老人は
「せっかくだから、一緒にここで喰べませんか」
とせがんできました。あのときはさすがに往生したと、
母親は思い出してさもおかしげに話していました。
母親が言うにはそうした施設に慰問を続けるのは
「明日は我が身」との考えからでした。
いずれ自分も老いた身となって、そうした老人のように痴呆となり
他人さまの親切がなくしては生きていけなくなる、
だから今、元気なうちに慰問活動をしているのは
将来の自分のためにしているのだから、
少しも苦にならずにおごることもない、と話していました。
母はまたこんなことを話したことがあります。
「刑務所の慰問に行くと、どこかで世間の皆さまに
お前がまたご迷惑をおかけしているに違いない、
ここでこうして慰問させていただいているのは、
お前が世間の皆さまにおかけしているご迷惑の
お詫びをさせていただいているんだ、
と思えばやってやっている、んじゃなくてやらせていただいている、
と考えられてありがたいもんだった。
何もお前ばかりのことじゃないよ。
困っている女の人がいれば、どこかでうちの娘も
世間さまにきっとお世話になっているに違いないんだから、
と自分の娘にするように親切にできる限りのことは
してあげるようにしている。
損だ徳だとかは一切考えないんだよ。
自分の娘や息子のことでなにかやるのに、
損だ徳だと考える親など一人もいないから、当り前のことだよ。
自分の母親や父親が生きてるときだって
世間の情を受けて受けて生きたに違いない。
ずーっと人間は人の情けに支えられて生きてきたんだ。
苦しくって、苦しくって死にたいぐらいに苦しかったことがあって、
そんなとき世間の皆様の情に助けられてようやく生きてこれたのだ。
世の中は助け助けられることで成り立っている。
誰一人として世の中にご恩返しをしなくていい人間など一人もいない。
ご先祖さまのことを考えれば人の情けがなければ生きてこれず、
その情けがあったればこそ自分達の今があると思わなければいけい。
お前が東京に行って母ちゃんの年の頃の人を見たら
ああ、俺の母親もきっと今頃は
どこかで皆様に助けてもらっているんだから
と思って出来る限り親切にして上げなければ駄目だ、
お前が母ちゃんと同じ年輩の老人に
親切にしなかったり、イジワルをしてたら、
どっかで母ちゃんも誰かに助けてもらいたいときに助けてもらえず
イジワルをされていると思ったら間違いない」
私たち日本人がその倫理の基本としてきたものは、
こうした両親の世代から教えられてきた
「おたがいさま」「おもいやり」の精神でございます。
こうした「おたがいさま」「おもいやり」の精神が
日本人の精神に根ざして他の国の人たちとは違った
「他人の悲しみを察する」ことにたけた
「優しい社会」を構成しているのでございます。
日本人であるならば何事かを為すとき我が身にふりかえって
それが我が子、我が親であったなら、と考えるべきでございましょう。
もし高須基仁氏が自分の娘の起こした犯罪で
無慈悲にもカメラの前に引き出されて詰問されたら、
いかがでありましょうか。
もしも自分だったら、と欲ボケして考えが及ばぬ卑しい根性を
「醜い」というのでございます。
大相撲の八百長問題がまだ尾を引いております。
「八百長だなんて立派なものよ、八百長をしたって
女房子供にメシを喰わせていこうという根性が立派じゃないの」
我が女房ドノの言葉でございます。
その言葉が言外に意味するところはよく承知しております。
「あんたは八百長もロクにできないような、イクジナシなの」でございます。
八百長でも何でもして、もうそろそろその日暮らしからワタシを
オサラバさせなさい、という女房ドノの切歯扼腕が伝わってまいります。
しかし残念なことにAV業界にあっては
八百長のつけ入るスキがないのでございます。
「人間が八百長そのもののあなたに、
八百長で稼ぐ道をさがせないなんて信じられない」
との女房ドノの叱咤が聞こえてまいりますが、
AVは八百長を受けつけない世界、いたしかたございません。
その昔はAVにも偽似SEXなる様式がございまして、
AVに出演するトビッキリの美形をクドくときに有効でございました。
前バリをしてSEXのポーズする演技だから大丈夫、
と芸能人をめざす美女の出来心をくすぐり
AVに出演していただくことに成功したのでございますが、
この頃では姫君に「本番」に抵抗するきざしがございません。
「本番」をして何か恥しいのか、男と女の当り前のことをして
恥しいと思う方が余程恥しい、との心意気なのでございます。
八百長の実力を発揮する、という意味では相撲界以上に
その能力がかわれている世界がございます。
日本の芸能界でございます。
吉本興業、ジャニーズ、バーニング系といった有力プロダクションに
一枚噛んで電通による八百長が「日本の芸能界」ございます。
皆さまのNHKが主催する年に一度の国民的行事の
「紅白歌合戦」はズッポリと八百長に汚染されております。
視聴者の皆さまのご意見をもとに、
などとNHKはホざいておりますが大嘘でございます。
バーニングの周防さまのご意向にそって
全てのキャスティングが黙認追認されているのでございます。
皆さまのNHKなんてトンデモナイ、
周防さまのNHK、がNHKのエンターティメントでございます。
NHKは大相撲以前に
紅白歌合戦をはじめとする大河ドラマやバラエティー等で
長らくこの八百長を続けてきたのでございます。
電通なるモンスターの関与を一番少なくうける立場である筈の
NHKですらこのテイタラクでございますから、
他のテレビ局での周防さまのご偉光は押して知るべし、でございます。
各民放テレビ局のドラマのキャスティングや主題歌の楽曲選びの
ことごとくには周防さまのご偉光が色濃く反映されております。
よって日本のテレビ局が作るドラマからは興奮や感動、飛翔といった
ゾクゾクワクワク感が一掃されるに至っております。
周防さまのお気に入りのタレントありきのキャスティング
でございますから当然、といえば当然のことでございます。
視聴者の事情などトントおかまいなしでございますから、
派手な宣伝の割には視聴率も上がらず、
DVDとなってもレンタル回転率は韓流ドラマと比べて
「月とスッポン」の淋しいものとなっております。
ジャニーズのタレントが主演を張るドラマもしかりでございます。
まずドラマの企画ありき、ではなく
ドラマにジャニーズのタレントありき、でございます。
本来ドラマにはドラマ特有のダイナミズムが求められるのでございますが、
自らのプロダクションに所属するタレントイメージを優先する
ジャニーズ商法によって大胆斬新といった手法は許されません。
ジャニーズはいつ見たって金太郎飴でいいのだ、
と視聴者を舐めているのでございます。
そんなに同じ顔を見せたければ
プロモビデオや写真集でやっていればいいものを、
人気をかさにドラマの世界まで触手をのばして、
実にくだらないものとドラマ作品をおとしめているのでございます。
吉本興業の「お笑い」は「生」を売りものとしている、
の口上のもとに「巧みに洗練されたお笑いの芸」を見ることができません。
その場での即興の身内同志のしゃべくり、が芸ということでございます。
視聴者の笑い声を一緒に流さなければどこが面白いんだか、
サッパリ分からない薄ペラな芸でございます。
かつてのお笑い芸人は自分の笑いの芸以外では濶舌が悪いのが当り前でした。
ウケるかウケないか分からない無駄な即興の笑いを振る舞うのは恥、
とする文化があったのです。
このごろの芸人は口達者です。
スラスラと身近に起こったことについて話すのは得意です。
が芸が無いから「腹をかかえて笑う」
といった笑いを見せることが出来ません。
鼻先でフフン、とせせら笑うような軽い笑いがせいいっぱいでございます。
濶舌よく鼻先でフフン、と笑う笑いをお披露目したぐらいで
M1グランプリ1000万円の賞金などとは
八百長以外何者でもございません。
彼等吉本芸人の濶舌よく鼻先でフフンと笑う程度の即興の笑いなら、
中小企業のオヤジや飛び込みセールスマンであれば日常的に
いくらでもやっていることでございます。
中小企業のオヤジやセールスマンは
鼻先でフフンと笑わせることは入り口でございます。
吉本の芸人はそれでゴールとしているのでございますが、
中小企業のオヤジやセールスマンはそこから先が本番なのでございます。
その結果相手に何十万何百万もの商売を売りつけなければなりません。
鼻先でフフンと笑わせることでいいなら、
中小企業のオヤジやセースルマンの中にさんまや紳介クラスは
ウジャウジャいくらでもいるのでございます。
世の中を笑って舐めるな、というのございます。
こうした八百長の風潮は日本映画の世界にも及んでおります。
来週の金曜日には恒例の日本アカデミー賞の発表がございますが、
ノミネートされている作品を見ましても
これが日本を代表する映画なのか、
とガッカリさせられるさんざんなものばかり、となってございます。
個人的には吉永小百合さまの「おとうと」を推薦するのでございますが、
「日本一」と讃えるには今一つの出来栄えでございます。
日本映画の心ある映画人は襟を正して
話題の韓国映画「息もできない」を見るべきでございます。
見終わったあと、胸を打たれて五分間ほど席を立つことが出来ませんでした。
これぞ映画、のすべての魅力がギッシリと詰まっている
それこそ「息もできない」ままに
アッという間に130分が過ぎた大ケッ作でございます。
昨年の「チェイサー」と同じく
制作費にはそれほど金をかけた作品ではありませんが、
センスと情熱があればこれほどの衝撃と深みに満ちた作品を作れる、
ということをお隣りの韓国の映画人が証明してくれたことに
感謝したい気持でございます。
作品の内容は現在も引き続き公開中ですので
ネタバレになる恐れがありますからこれ以上書けませんが、
日本での北野作品や松本作品あるいはテレビ局制作の
八百長作品が横行しているなかで、
見終わった後一週間はその残像が頭に残って離れない、
という映画の醍醐味を味わいたい映画ファンには必見の秀作でございます。
日本のAVは世界から賞賛をうけています。
日本のAVを見た世界の人たちはこのレベルの作品が
月間2000本ほど製作されて世に送り出されていることを知って、
更なる驚きに襲われます。
このグレードとこのレベルとこの多種多様性の性の世界が
毎月2000本という量のレベルで作り続けられている
「日本人の創造力と魂」に心の底から震撼し腰を抜かすのでございます。
世界のどこの国も真似しようにも真似できない
ダントツに突出した人類無敵の「日本のAV」でございます。
この前までは40歳から70歳までの熟女のAVが人気を誇っていました。
40歳以上の女性がAVで艶技を競うなんて、世界では考えられない
「熟生した性文化」でございます。
このところでは60歳から80歳近くの
熟年、お祖父ちゃんの「AV作品」が人気を呼んでおります。
孫のような娘を組み敷き「お父さん、中には出さないで!!」
と絶叫されながらイタぶる義父ぶりを見せて好評を博しております。
世界のどこに70歳を過ぎた男が嫁を犯す義父役を演じて
喝采をうけている本番男優の群れが存在するでありましょうか。
手前どもAV業界が今日の発展をしてきた要素は
いくつか上げられますが、その最たるものの一つに
「八百長、インチキをしなかった」ことが上げられます。
性を描くことにいかなる宗教、哲学、倫理にとらわれず
真摯であることができえた由に
多くのファンの支持を受けることがでえてきたのでした。
手前味噌のようで恐縮ですが、
世界のエンターティメントにたずさわる人々が
皆一様に脱帽して範とする映像はゲームソフトやアニメ、漫画を凌いで
アダルト映像なのでございます。
世界に進出して日本の映画やドラマ、音楽といったシーンは
国内的に喧伝されるものの名ばかりで、
その実世界を相手にしたシーンでは
お話しにならないほどの稚拙なものばかりです。
日本のAVが世界の頂点に君臨しているのに、
他のエンターティメントが「お子ちゃま」扱いされて
バカにされているのはすべて「八百長」のせいでございます。
いずれ大相撲の二の舞になりたくなければ
即刻八百長と手を切れ、NHK、各テレビ局、電通よ!!でございます。
大相撲が救われるのは中に確なガチンコ力士がいるからでございます。
日本の芸能メディアに救いがないのは、
皆サラリーマンと化した「強い者に巻かれろ」の、
総員八百長野郎だからでございます。





〜〜最新映像作品のご紹介〜〜
THE真正中出しショータイム4
主演:浜崎りお
監督:村西とおる
奇跡のコラボ「村西とおる×モブスターズ」
下記画像を【クリック】してモブスターズでご覧ください。

|