9人が死傷した飲酒運転での事故で、危険運転致死傷ほう助の罪で実刑判決を受けた同乗者が15日までに控訴したことが分かりました。
埼玉県熊谷市で2008年2月、飲酒運転の車が事故を起こし、2人が死亡、7人が重軽傷を負いました。事故を起こした車に乗っていた大島巧被告(48)と関口淳一被告(46)は危険運転致死傷ほう助の罪で、14日にそれぞれ懲役2年の実刑判決を受けました。被告側の弁護人によると、大島被告は15日までに東京高裁に控訴し、関口被告も控訴を検討しているということです。判決では、事故から1年4カ月後に作成された調書に高い信用性が認められるとされていましたが、弁護人らはこの調書は真実ではないと主張しています。1審は裁判員裁判でしたが、2審は裁判官によって審理されます。