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2011年2月18日(金) 19:15 |
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中東の民主化ドミノどこまで?
全国ニュースでもお伝えしていますが、中東各国に広がる民主化の波はおさまりを見せません。 中東を担当している山陽放送の古川特派員が現地で取材を続けています。 18日金曜日は、イスラム教徒にとって重要な意味を持つ金曜礼拝の日。 波打つ中東各国では、デモがさらに拡大しています。
チュニジアから始まった中東の民主化運動。 エジプトに続いてバーレーンやリビアなど周辺各地へ民主化を求める動きが広がっています。 イスラム教徒にとって神聖な金曜礼拝の日。 民衆の気持ちが高ぶる日です。
岡山大学歯学部。 ひと気のない最上階のボイラー室前で決まった時間に礼拝を行うのは、イスラム教徒の留学生たちです。 エジプト・カイロ出身、32歳のハニー・カタブさんは、去年4月に来日し歯学部で博士号取得を目指しています。 現在岡山市内で暮らしている中東出身者は約300人。 エジプトの独裁政権崩壊の様子を、毎日学内のパソコンで見守ってきたというカタブさんです。 岡山市のイスラミック・センターでも金曜礼拝。約70人が参加しました。 独裁国家の崩壊をチュニジア、エジプトで目にしたアラブの人たちは、さらなる中東での民主化の広がりを予感しています。 両国では、長期にわたって独裁が続いてきただけに、崩壊後の新たな国作りをどうするか。 それもまた大きな課題です。
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