関西テレビ放送株式会社

今月、滋賀県で救急車にのせている救命機器が故障のため作動せず、搬送された男性が死亡していたことがわかりました。
滋賀県の湖北地域消防本部によりますと、今月１２日、長浜市に住む６９歳の男性から１１９番通報があり、救急隊員が駆けつけたところ、容態が急変し心肺停止状態に陥りました。このため、隊員が救急車にのせている心臓の働きを戻すための「半自動除細動器（ＡＥＤ）」を作動しようとしましたが、電源が入らなかったということです。男性は病院で死亡が確認されました。消防がメーカーに依頼して調べたところ機器のヒューズが断線していたことがわかりました。消防は県や国に情報を提供するとともに、メーカーに再発防止に努めるよう求めています。

バリアフリーに関する政策づくりに生かそうと、大阪府の橋下知事は「車いす」での日常を体験しました。
慣れない手つきで車いすを操り移動する橋下知事。この取り組みは、障害者が日ごろ感じている不便さを体験することで今後の政策づくりに生かそうと、橋下知事の希望で実現しました。ふだん歩き慣れている知事室の周りですが、盲導犬に導かれながらぎこちない歩き。また、車いすを押したり、視覚障がい者をエスコートしたりして、介助する側の立場も体験しました。
橋下徹大阪府知事「とんでもない不安感、恐怖感。どこを歩いてるかまったく分らなかった」
障害者からも直接話を聞いた橋下知事、この体験をバリアフリー政策に生かしたいと話しています。

恋敗れてから１年。ついに春がやってきました。北海道にいるメスとの縁談が破談となり「婚活」を続けていた大阪・天王寺動物園の人気者・ゴーゴ君についに花嫁が来ることになりました。
今月１０日。いつもと変わらない天王寺動物園の朝です。
【天王寺動物園飼育員 松下達夫さん】「ゴーゴおはよう。眠たい？ゴーゴこっち」
天王寺動物園の人気者ご存知ホッキョクグマのゴーゴ君（６）です。飼育員の松下さんに起こされ、ゴーゴ君の一日は始まります。人間でいうと１８歳ぐらいだというゴーゴ君。その風貌と愛らしいしぐさでお客さんの人気も健在です。
【松下さん】「お客さんがようけいてる時のほうが張り切るというか。役者っていうか、お客さんの表情見ながら、お客さんが笑ってるところとかね」
そんなゴーゴ君にもある悩みがありました。それは・・。繁殖期を迎えるのにゴーゴ君は独身なのです。おととしには北海道の釧路市動物園から花嫁を迎えようと２万５千人分の署名を集め、当時の園長が釧路まで届ける「プロポーズ大作戦」が繰り広げられました。
【天王寺動物園宮下実園長（当時）】「大阪の気持ちです」
しかし、釧路のメスは結局秋田の水族館に嫁入りすることになりゴーゴ君の恋は破れたのです。温暖化の影響などから絶滅危惧種に指定されているホッキョクグマは、全国の動物園で繁殖が進められています。しかし、成功例は少なく国内でピークの時には６７頭いたのが現在では４６頭となり、このままでは２０２５年には１５頭にまで減ってしまう可能性があるのです。一刻も早い新カップルの誕生が待たれます。
【天王寺動物園飼育員　松下達夫さん】「ゴーゴも早くお父さんになってもらいたいなと思うんですけどね。何分花嫁募集中なんで・・」
そして・・１８日。
【天王寺動物園会見】「ゴーゴの嫁が決まりました」
静岡県・浜松市動物園のバフィンさん（１９）がゴーゴ君のもとへ嫁入りすることが決まったのです。バフィンさんは去年一緒に暮らしていたオスのジェイソンが死んで独り身となっていて人間で言うと４０歳前後。１８歳のゴーゴ君との歳の差カップルの誕生です。
【浜松市動物園の飼育担当者】「いざ嫁に出すとなると娘じゃないですけど、そういう気持ち。淋しい。でも、赤ちゃんが生まれてその子が帰ってきてくれるのを期待している」
【天王寺動物園飼育員　松下達夫さん】「自分の息子にかわいいお嫁さんが嫁いで来るような。３倍くらい年が上ということなんで、うまくゴーゴをリードしてもらいたい」
ゴーゴ君のファンもこの日を待っていました。
【ゴーゴ君ファン】「今聞いて凄く驚いて、びっくりして。良かったと思います。ゴーゴも一人で寂しいっていつもウロウロしてたんで」「署名活動とかも参加させてもらったことがあって、気にはしてたんですけど。諦めかけてたんで、すごく嬉しいです。」
【天王寺動物園　長瀬健二郎園長】「ゴーゴこれよ！この子この子！」「本当に待ちわびてましたからね、良かったと思いましたね。何とか一頭でも多くの赤ちゃんを作ろうと思います」
今後バフィンの引越しや２頭の相性などまだまだ課題は多いということですが、赤ちゃんの誕生へ期待は高まります。

兵庫県の淡路島で高速道路を走る車に生卵や玉ねぎが投げ込まれ、フロントガラスが割れるなどの被害が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。
おととし１月、洲本市を走る淡路鳴門自動車道で、走っていた大型トラックに向けて何者かが橋の上から玉ねぎ数個を投げ込み、フロントガラスにひびが入る事件がありました。
淡路島では３年前から走行中の車を狙った同様の事件が１２件あり、中にはみかん５０個や卵３０個が投げ込まれ、車を直撃したケースもあるということです。
また、投げ込まれた玉ねぎは近くの農家で盗まれた疑いがあるとのことです。
「初めは玉ねぎが腐って落ちて、道路に転がっていったと思ったけど、投げ込んでいる人がいると聞いて、うちのが盗られたと思った」（近くの玉ねぎ農家）。
いずれも深夜から明け方にかけての犯行で、警察では大きな事故につながりかねないとして、注意を呼び掛けるとともに器物損壊などの容疑で捜査しています。

兵庫県加西市で、従業員を脅しため池に飛びこませて死亡させたとされる会社社長に対し、神戸地裁姫路支部は懲役１１年を言い渡しました。
判決によりますと人材派遣会社社長の中山哲也被告（３８）は去年６月、部下と共謀し、従業員の白井武さん（当時３８）を木刀で殴った上に、脅して加西市のため池に飛び込ませ溺死させました。
判決で、神戸地裁姫路支部は、「長時間にわたる暴行は悪質極まりない。日常的に暴行を加えていた被害者に対するストレス発散ともいえる犯行で、酌量の余地はない」として懲役１１年を言い渡しました。

１８日未明、兵庫県尼崎市の市場など約２９００平方メートルを全焼する火事があり、すぐそばを走る阪急電鉄神戸線などが一時運転を見合わせました。
午前２時１５分ごろ、尼崎市の阪急電鉄塚口駅近くの市場から煙が出ていると通行人から通報がありました。
消防車２３台が出動しましたが、火は６時間燃え続け塚口中央市場の建物と隣接する住宅や店舗約２９００平方メートルが全焼しました。
この火事で近くの住民が一時避難しましたが、けが人はいないということです。
近所の住民は出火当時の様子について「ドンドンと爆発音が聞こえてきた。熱風みたいなのがきた」と話しました。
また、すぐそばを走る阪急電鉄神戸線の西宮北口から梅田間と伊丹線全線で始発から午前６時半まで運転を見合わせました。
市場には空き家が多く、出火当時営業している店はほとんどなかったということで警察と消防は出火原因を調べています。

コンタクトレンズ販売会社の監査を巡る汚職事件で、賄賂を受け取ったとされる厚生労働省の元職員に対して、大阪地方裁判所は懲役２年の実刑を言い渡しました。
収賄の罪で判決を受けたのは、厚生労働省保健局の医療指導監査官だった住友克敏被告（５０）です。
判決によりますと、住友被告は３年前、コンタクトレンズ販売会社「シンワメディカル」の眼科診療所が指導や監査の対象から外れるようにした見返りに、計１２００万円を受け取りました。
１８日の判決で、大阪地裁の並河浩二裁判官は、「競馬や夜遊びで重ねた借金を返済したい、という身勝手な動機から犯行に及んだ」と指摘。
その上で、「公務員としての最低限の規範意識も欠如している」として、住友被告に「懲役２年」「追徴金１１７５万円」の実刑を言い渡しました。

大阪府の橋下知事は、公立中学校で給食が普及しない現状を変えるために、重点的に予算配分する方針を示しました。
橋下知事は教育委員らを集めた「大阪教育会議」の中で、公立中学の給食の普及率が全国平均で８１．６％（2009年）なのに対し、大阪では１２．３％（2010年度見込み）にとどまっている現状について意見を求めました。
教育委員からは、「スクールランチが普及しないのは、生徒が安い菓子パンを選ぶからだ」といった指摘がなされました。
橋下知事は、「学力・昼食・非行・体力と、何かしらの相関関係があるんじゃないか。共働きの世帯が多くなって、女性の家事労働負担軽減も見据えて、公立中学の給食はぜったいやるべきだ」と述べました。
橋下知事は給食普及のため、市町村への補助金を約２５０億円支出する方針です。

北海道の釧路との縁談が破談となり、「婚活」を続けていた大阪の天王寺動物園のホッキョクグマ・ゴーゴのもとに、ついに花嫁が来ることになりました。
ゴーゴに嫁入りすることになったのは、浜松にいる、あのバフィンです。人間で言うと４０歳前後だということです。大阪の天王寺動物園のホッキョクグマ・ゴーゴ（６）はおととし、釧路市動物園のメスを花嫁にもらおうと、２万５０００人のファンから署名が集まるなどして注目されました。
しかし、このメスは秋田の水族館へ嫁入りが決まったため、繁殖期を迎えたゴーゴの花嫁探しは続けられていました。
こうした中、静岡県の浜松市動物園で、一緒に飼育されていた雄が死んで、独り身となっていたバフィン（１９）が選ばれたのです。
温暖化の影響で、絶滅の危機にさらされているホッキョクグマについては、全国の動物園が協力して繁殖を進めていますが、成功例は少なく、待望の赤ちゃん誕生へ期待が高まります。

鳥インフルエンザの感染が見つかった和歌山県の養鶏場で、１８日早く、殺処分作業が終了しました。
和歌山の仁坂吉伸知事は、１８日午前に開かれた高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議で、「本件の処理に関しては山を越えた」と話しました。
和歌山県によりますと、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された、紀の川市の養鶏場で進めていた１２万羽のニワトリの殺処分について、１８日午前４時ごろ終了したということです。
鶏の死骸は、養鶏場から１キロほど離れた市の所有地、約６０００平方メートルに順次埋められていますが、作業は週末までかかる見込みです。
仁坂知事は、「処分が終わっても、消毒など管理は続く。一日も早く、終息宣言が出せるようにしたい」としています。
また、県は発生農場から半径１０キロ圏の移動制限区域内にある農場などに、立ち入り検査を実施し、検体を採取して異常がないか調べています。

１７日夜、兵庫県姫路市の県営住宅の一室で、３３歳の女性が３歳と１歳の子ども２人と死亡しているのが見つかりました。
警察は、女性が無理心中を図った疑いが強いとみて調べています。
１７日午後８時４５分ごろ、兵庫県姫路市内の県営住宅で、３３歳の無職の女性と３歳の長女、それに１歳の長男が水を張った浴槽内で服を着たまま、死亡しているのを女性の夫の両親が見つけました。
３人に目立った外傷や争った形跡はないということです。
３人が見つかったのは、女性がかつて暮らしていた部屋で、現在は引き払って空いていましたが、夫の両親が入ろうとした際、中からチェーンキーがかけられていました。
女性は夫との離婚について悩んでいたということです。
警察では女性が無理心中を図った疑いが強いとみて、詳しい死因などを調べることにしています。

農薬を最小限に抑え、洗わなくても食べられるというイチゴの出荷が徳島県勝浦町で最盛期を迎えています。
いま収穫の最盛期を迎えているハウスのイチゴ。
お酢を溶かし込んだ水を散布することで、農薬を最小限に抑え、洗わずに食べられるというのがこのイチゴのキャッチフレーズです。
農家の人たちが、赤く熟した実を一粒一粒丁寧に収穫していきます。
水耕栽培で育てられたイチゴは、農家の人が天候や葉の状況を見ながら、アミノ酸やカルシウムなどの栄養分を与えていて、「甘み」だけでないイチゴ本来の旨みが味わえるということです。
イチゴは主に関西方面へ出荷され、これからホワイトデーに向けて収穫はピークを迎えます。

来月３日の桃の節句を前に、兵庫県上郡町ではミニひな人形作りが急ピッチで行われています。
「かぐやびな」と名づけられたこちらの小さなひな人形。
竹取物語を参考に作られたもので、直径１２センチ、高さ２０センチの竹の中に２体のひな人形が納められています。
来月３日の桃の節句を前にしたこの時期には、作業場にたくさんのひな人形が並びます。
かぐや姫を連想させるこの「ひな人形」は小さくて、場所をとらないことから、ひな祭りだけでなく、一年を通して部屋の飾り物として利用している人もいるそうです。
この「かぐやびな」は電話注文のほか、最寄りの郵便局からも注文ができるそうで、今月末までに申し込めば、桃の節句には、届くということです。

まつい工芸社（兵庫・上郡町）
０７９１−５２−３９１３