広島市中心部の本川や天満川で18日、茶色い泡の塊が無数に流れているのが見つかった。17日のまとまった雨の影響で、上流の川底に堆積した細かい泥が巻き上げられ泡を作ったとみられる。
泡はムース状。川土手のよどみ部分に多く見られた。
広島市中区は17日、27・5ミリの降水を記録。国土交通省太田川河川事務所によると、水量が少なく流れが弱かったため堆積していた細かい泥が下流に運ばれて起きた現象。朝夕の潮が満ちる時間帯に、河口付近に漂ったという。
同事務所己斐出張所の岩田学所長は「川の濁りがなくなるのに合わせて、泡も消えていく」と話している。
【写真説明】本川に浮かぶ泥の泡(18日午後5時、広島市中区)
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