2011年2月18日23時58分
【ソウル=箱田哲也】韓国統一省はこのほど、北朝鮮で行政区分が改正され、「革命の心臓部」と呼ばれる首都、平壌の面積が約半分に縮小されたと発表した。深刻な食糧難が続く中、特別な恩恵を受けているとされる平壌市民は約300万人から50万人程度減ったとみられるという。
統一省が、北朝鮮で発行される朝鮮中央年鑑で確認した。平壌市南部の江南郡など4地域が黄海北道に編入される一方、平壌南西の南浦市は拡大された。
韓国政府当局者によると、配給制度が事実上崩壊している北朝鮮でも、平壌市民は今も配給を受けている。祝賀行事などで動員されることも多い半面、年金などで優遇されているという。平壌から切り離された地域は、田畑が多くを占めるという。
中東に駐在し、日々、中東の動きに接する川上編集委員が、めまぐるしく移り変わる中東情勢の複雑な背景を解きほぐし、今後の展望を踏まえつつ解説します。エジプトからの緊急報告も。