民主党前原代表強気、引責辞任を否定
民主党の前原誠司代表は25日午前、静岡市で講演し、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が武部勤自民党幹事長の二男に対する送金を指示したとするメール問題について「巨大な闇があるという印象は微動だにしない。野党第1党として徹底的に追及し、真相を究明していく責任は果たし続けたい」と述べ、自らの引責の可能性を否定した。
その上で「さまざまな情報を検証する中で、説明責任を果たしていく。真相究明を代表として誓う」と強調した。
発言は、党内から噴き出している「早期のけじめが必要だ」(ベテラン議員)などとの執行部引責論を打ち消す狙いがあるとみられる。
国会質問した同党の永田寿康衆院議員の入院に関しては「鳩山由紀夫幹事長、野田佳彦国対委員長と相談して(病院に)入ってもらった」と執行部の判断だったことを明らかにし、「まともな判断能力が回復した段階でしっかり話をしようということだ。うやむやにするとか、病院に隠れるということでは全くない」と説明した。
「指示メール」の真偽については「いまだに100%確認できる立証責任を果たせていないことについては、率直に認めなければならない」と述べ、信ぴょう性の立証が難しいことをあらためて認めた。
[2006/2/25/15:43]
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