NHK:「公共性は鉄道と同じ」松本氏会見

2011年1月15日 20時59分 更新:1月15日 23時12分

NHKの次期会長に内定し会見するJR東海の松本正之副会長=名古屋市中村区のJR東海本社で2011年1月15日、竹内幹撮影
NHKの次期会長に内定し会見するJR東海の松本正之副会長=名古屋市中村区のJR東海本社で2011年1月15日、竹内幹撮影

 NHKの次期会長に内定したJR東海の松本正之副会長は15日、名古屋市の同社本社で記者会見し「身の引き締まる思い。経営の中身は白紙で、いろんな方に話を聞き、自分なりに(組織を)把握し経営に当たっていきたい」と抱負を語った。

 松本氏は13日に葛西敬之会長を通じ間接的に会長就任を打診されていたと明かし「前向きに考えることが必要と思っていた」と述べた。最終的には15日、経営委員会の小丸成洋委員長から電話で「全員一致で決まったのでよろしく」と要請され、就任を受諾したという。

 松本氏は「これまでは一視聴者の立場で見ていた。仕事の質は違うが、鉄道とNHKは公共性の面から基本的な価値観は同じだ。顧客サービスの質を高めていくため、これまでの経験を土台に経営に取り組む」と述べた。

 会長人事が迷走したことについては「NHKが重要な存在でいろんな方の関心を呼んでいるからだろう。引き受けた以上はきっちりやるのが私の役目」と強調。JR東海の副会長を退任し、NHK会長に専念する意向を示した。【工藤昭久】

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