2011年1月14日 12時1分 更新:1月14日 13時7分
野党各党は菅第2次改造内閣への批判を強めている。自民党の大島理森副総裁は14日午前、党本部で「人材不足、たらい回しとしか言いようがない」と酷評。別の同党幹部は「自民党は与謝野(馨)氏を除名した。簡単に与野党協議に乗れば、こっちが批判される」と語った。
新党改革の舛添要一代表は14日午前、都内の自宅前で「問責決議を受けた2人の閣僚が閣外に出ることで、野党として審議に応じる状況はできた」と評価。一方で「内閣は国会対策のためだけにあるのではない。果たして(この布陣で)できるかなという感想はある」と疑問も呈した。
公明党幹部は同日午前、「単なる問責対応内閣だ。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や消費税で民主党内の足元を固められていないのに、成果を出せるとは思えない。これで内閣支持率が回復したとしても、すぐに落ちるだろう」と批判した。【念佛明奈】